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ブリッジ

 ブリッジとは、一般に少数歯の欠損に対して用いる補綴物の一種である。架工義歯、冠橋義歯とも呼ばれる。主に両側または片側の残存歯、場合によってはデンタルインプラントを支台歯として用い、支台装置を作り、これとポンティックを連結部で結ぶことによって作られる。連結部は一般に支台装置と一塊となったものであるが、可動連結装置を使用する場合もある。通常歯根膜によって支持力を得る。

歯は通常、欠損を自然回復することができないため、歯を喪失したとき、「義歯」と呼ばれる可撤性義歯やブリッジのような補綴物を用いて形態を回復する事が出来る。また、可撤性義歯とブリッジの中間的性質を持つ「可撤性ブリッジ」と呼ばれるものもある。

 

橋義歯、架工義歯ともよばれる。喪失した歯の本数が比較的少なく、喪失部位に隣接している歯の歯周組織が健康な場合に適用される。欠損部に隣接する歯に設ける金属冠等の支台装置、欠損部を補う人工歯、およびそれらを結合する連結部から構成されている。歯に接着固定する義歯で、物をかむ力は橋脚となる歯がすべて負担する。

 

架工義歯を歯に固定するための部分。全部被覆冠、一部被覆冠、インレー、アンレーなどが用いられる。基本的には近遠心の支台装置は共に同一の物を用いるが、一般的には特にそれにこだわることなく選択されているのがほとんどである。インレー支台は歯質の切削量が少なくでき、また接着材料の性能向上のため信頼性が増したと考えられたためよく用いられている。

 

ブリッジは、装着後7年間で77%の成功率です。23%は、両隣の削った歯が虫歯になったり、その歯が折れたりしてブリッジを除去しなくてはなりませんでした。あまり予後が良くない治療法といえます。

 

ブリッジを支え、固定するために、最低でも歯が無くなった部分に隣接する2本の歯は、たとえ健康な歯でも削る必要があり、結果として、それらの歯の寿命を短くしてしまうことが多く見受けられます。無くなった歯が負担していた咬む力をブリッジの支えの歯が負担するので、咬む時により大きな力がかかるので、結果として、その歯の寿命を短くしてしまう場合が多くなります。

 

連続して3歯以上の歯が欠損している場合にはブリッジの適応は薦められません。欠損部の歯肉がやせると、ブリッジとの間に隙間ができ、発音時に息が漏れることがあります。ポンティックの下部の歯肉との間の部分に食べかすがつまったり、歯垢が付着し、不衛生になりやすくなります。セラミックによる審美的、衛生的な治療は保険適用外となります。

 

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