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　ご存じの様に、低体重児出産・早産は、喫煙、飲酒よりも歯周病の方が大きく影響しています。禁煙するよりも先に歯周病の治療をすべきなのです。

　しかも、禁酒禁煙は、ヤル気があればその日のうちに達成できますが、歯周病は妊娠の初期に影響しますから、妊娠する前には治しておかなければなりません。

 

　また、糖尿病に関しても歯周病が悪化させること、ある種の歯周病原細菌はアテローム性動脈硬化に関与していることも様々なエビデンスが報告されています。

 

　加えて、精神疾患と歯周病の関わりにおいても、第一大臼歯の欠損は、アルツハイマー病との関わりが示されているほか、

　精神的ストレスのみならず、逆流性食道炎が歯ぎしりの原因の一つになっていることが示されています。

 

　歯周病の根本的な原因は歯垢ですので、歯垢を除去すれば歯周病の予防することができますが、

　強力に付着した歯石は歯磨きだけでは除去できません。

　歯科医院で専用な歯科器具を使って除去します。できれば半年に一度定期検診を受けます。

 

　また、歯周病は日頃の生活習慣にも関係があります。日頃の生活習慣によって歯周病になりやすくなったり、

　歯周病を治療しても治りづらくなることがあります。生活習慣を見直すれば、歯周病の予防に効果があります。