歯痛点は手のひら側の中指と薬指の付け根の間に位置します。虫歯や歯槽膿漏などによる痛みは、この歯痛点を刺激するのが効果的です。刺激するときのコツは、痛いと感じるくらい強めに刺激することです。親指と人差し指ではさむようにして、やや強めに押しもみましょう。左右交互に何度も繰り返しましょう。
当然ながら、虫歯や歯槽膿漏そのものを治すことはできません。あくまでも歯医者さんに行くまでの応急処置としておこなってください。
ハグキが痛い場合は、歯周病の急性炎症と、2のように、根の先に膿みが溜まって痛い場合との二通り考えられますが、歯周病で急性炎症を起こして腫れる場合は、その歯は普通、痛くなる前からグラグラしています。それと、歯周病の訳ですから、その他の部分も歯周病があって、普段から出血や口臭が有るはずです。また、年齢も中高年以上である場合が殆どです。歯の周りの組織が化膿してきている訳ですから、この場合も、化膿止めと消炎剤が有効な薬となります。薬以外の自分で出来る処置方法としては、腫れてきているハグキに、なにかで穴を開けて膿みを出してしまうのですが、人によっては歯ブラシでうんと強く磨いて、膿みを出したりしています。上手く膿みが出てしまえば、割と楽になります。上手く出せない時は、やはり2の場合と同じで濡れタオルで冷やすのが良いと思います。
歯の神経がダメージを受けると、しばらくの間熱いものや冷たいものがしみたり、噛んだときに痛みが出たりすることがあります。
他の可能性としては、最初に虫歯を治療したときに虫歯を取り残してしまい、詰め物の中で虫歯が進行してしまっているという可能性もあります。
その他、治療をしたの部分の噛み合わせが部分的に強くなってしまい、歯の根っこの周りに炎症が起きていることが原因となることもあります。(これは、検査をすれば発見が可能です)治療後1~2週間はしばらく様子を見て、それでも痛みが引かない、むしろ痛みが強くなっていくような場合には再治療が必要になることもありますので、担当の歯医者さんと相談してみて下さい。
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