乳歯は、永久歯が下から生えてくると、永久歯に押し出されるような形で、根の部分が次第に溶けてきます。永久歯はグラグラになると、歯を支える周囲の骨が溶け、歯の根は溶けませんが乳歯の場合は歯の根がほとんど溶け、頭の部分だけになってしまうため、グラグラになります。(歯科材料)
乳歯が簡単に取れない場合は、歯の根が溶けても、歯肉の繊維が乳歯にしっかりこびり付いたようになっているからです。 赤ちゃんはお母さんのおなかに宿ったその時から、ものすごいスピードで成長を始めます。妊娠初期の胎生7週目には乳歯のもとが、14週目には永久歯のもとがつくられ始めます。しかも、胎児の時期からお母さんの羊水を通して味覚も形成されていくのです。 赤ちゃんの歯や味覚が健やかに発育するためには、お母さんの食生活やライフスタイルは重要なポイント。第2回目は、胎児の歯はどのようにつくられるのか、妊娠中の喫煙や化学物質が胎児に及ぼす影響、そして赤ちゃんの健康な歯をつくるマタニティの食事について学んでいきます。
赤ちゃんがお母さんのおなかの中に宿って、活発に細胞分裂を繰り返すころ。妊娠7週目にはすでに「歯のもと」がつくられていることを知っていますか?乳歯の「芽」とも言える「歯胚」は、胎生7週目ころにつくり始められ、10週までにすべての乳歯がすでに発生しているのです。永久歯は胎生14週目ころから。第一大臼歯や前歯は妊娠中にすでに歯胚が発生します。出生後、乳歯が生えてからも永久歯は歯肉の中でゆっくりと時間をかけて成長していきます。
永久歯は、乳歯と同じところから生えてきます。他の言い方をすると、乳歯も永久歯も根っこは一緒だということです。乳歯が生えている時点では、まだ乳歯の根っこが頭蓋骨とくっついていますが、その下から永久歯が生えてくることにより、乳歯の根っこは徐々に頭蓋骨から切り離されていきます。そして、乳歯の根っこの結合力が弱くなると、ほんのわずかなきっかけで自然と乳歯が抜けてしまいます。よくある例として、ご飯を食べていたら乳歯が抜けてしまったというやつ、実はこれが一番理想的な乳歯の生え変わり方なのです。
子供の頃、乳歯がぐらぐらして抜けそうだという経験をした人も多いと思いますが、それは永久歯の生える準備が整い、乳歯がその役目を終えつつあることを示しているわけです。この状態になれば無理に力を入れて乳歯を抜かずとも、時間とともに自然に抜けるときがやってきますから、理想的な生え変わりを実現するためにもそのままの状態にしておきましょう。
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