ほとんどの人たちは、歯が痛くなってから歯医者さんに駆け込むのではないでしょうか。どうしても歯科治療は「痛くなってから治療するもの」というイメージがあるんですよね予防歯科の大切さを知っていても、痛くもないのに歯医者さんには行きたくないという気持ちが出てきてしまうのでしょう。
「痛みが出てから行けばいい」という考えが根強くあるため、歯が痛み出さない限り、いいえ、夜も眠れないほどの痛みが出てきたときにようやくは医者に行こうと思います。私たちのように歯科治療に携わる者としては、予防歯科の大切さを十分に痛感している分、駆け込んできた患者さんの奥地の中を見るたびに「もう少し早く来ていただければ この歯が助かっていたかもしれないのに……。」 と胸が痛くなるのです。
歯周病は、再発が多い病気と言われています。その理由の一つにこのメインテナンスを受ける習慣が日本人には定着していないことがあげられます。歯周治療が終了しても、きちんとした管理ができていなければ再発してしまいます。実際に長期間にわたり歯周治療を行い、いったん健康を取り戻したにもかかわらず、メインテナンスを行わなかったばかりに2〜3年後に再発をしてしまい、抜歯しなければならない状態になった患者さんもいます。
歯周病の治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。はじめは、ブラッシングも非常に注意をし、一生懸命に行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになって行く場合もあり、再び歯周病菌が増殖し再発をおこしてしまうのです。メインテナンスとは、定期的に口腔内を管理することにより歯周組織の健康を維持していくことです。
アメリカ歯周病学会では、歯周病のメインテナンスを「歯周病の治療の延長であり、歯周組織に対する定期的評価と予防処置を続けることである。そしてその結果、新しいあるいは再発する異常や疾患を早期に発見し、治療しようとすることである。」としています。三度三度の食事で酷使されている歯のこと、自覚のあるなしにかかわらず80%の人にむし歯や歯周病などのトラブルがあるといわれています。「冷たい水が歯にしみる」 という状態では早期発見とはいえませんが 「噛むと痛い」 になったのではさらに進行して「歯髄」に達する危険な状態です。そうならない前に歯医者さんには定期検診にいき、治療の時期を相談するのが賢明でしょう。
自覚症状が出たときはかなり重症となり、痛んでからでは治療回数もかさみます。メインテナンスを定期的に受けた人と、創でない人に比べると、う蝕、歯周病の再発率が10倍以上も高いという研究データがあります。車や家が定期的なメインテナンスによって美しく長持ちするように、口腔の健康についても同じことが言えます。
お痛みが出てから急患でご来院頂く方は、毎週の通院でも治療終了まで1ヶ月以上かかる方もたくさんいらっしゃいます。何年も歯科医院に通院していない方ですと、半年以上も通わなければならないということもあります。定期的に検診をお受けになっている方の多くは、1〜2回のご来院で終了になりますので、結果的に検診を受けている方の方が、トータルの通院日数は圧倒的に少なくて済みます。
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