おしゃぶりで歯並びが悪くなったと訴訟を起こした例があるようです。これは、ドイツのメーカー製で、コンビという会社が輸入したおしゃぶりを、自分の赤ちゃんに使用していた母親がおしゃぶりを使用していて赤ちゃんの歯並びやあごの形が悪くなった、そして、その可能性を歯科用品に記載していなかったメーカーには責任があるとして、コンビ社を相手取って訴訟をおこしたものです。
しかし、その母親は3歳10ヶ月まで使用していたとあるのですが、おしゃぶりは2歳前までに止めさせる、といういわゆる常識的な判断が母親のほうに欠けていたのでは、という意見もあるようです。実際、何歳ぐらいまで、おしゃぶりは続けていていいものなのでしょうか?よく言われるのは1歳半を過ぎたら止めさせたほうがよい、というものです。しかし、これには、見解が分かれるところでもあり、3歳までは大丈夫、という意見もあります。
これは、乳歯の状態が永久歯に影響を与えるか否か、という話のようです。つまり、乳歯がおしゃぶりによってある程度、歯並びが悪くなっても、永久歯の歯並びに関係しないのであれば、3歳ぐらいまでは、気にしなくてもよいですし、乳歯の時点の歯並びが永久歯の歯並びに影響を与えるのなら、1歳半を過ぎたら、おしゃぶりは止めさせたほうがよい、ということになります。
おしゃぶりを赤ちゃんに与えることについては、利点もあるようです。まず、鼻呼吸を促す、という点と、病院で、たくさんの赤ちゃんがいる場合、泣き止ませるのに、おしゃぶりは効果的との声もあります。
しかし、おしゃぶりが歯並びに悪影響を与える可能性がある限り、拡大鏡 歯科メーカーはそれを表示すべきかもしれません。ついでにいえば、おしゃぶりを与えることによって、赤ちゃんが母乳を飲まなくなり、そのおかげで粉ミルクメーカーが売れる、という構図もあるようです。そして、おしゃぶりと粉ミルク、哺乳瓶は同じメーカーで製造していることもある、ということです。
しかし、一度与えたおしゃぶりを止めさせるのも、難しい場合もあります。これは、赤ちゃんが寂しさを感じたりする場合、おしゃぶり、または指しゃぶりを止められない、ということもあるようです。なるべく赤ちゃんのストレスを軽減したり、他のことに気を向けたりさせる必要があります。
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