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注意!大変な病気の前知らせ

現代人は毎日仕事いっぱいで、肩こりや歯磨き時歯茎から血が出ているのは疲れるだなあと思っていて、実は大変な病気の前知らせとも専門家は言った。

「最近、肩こりが…」「歯ぐきから血が…」といった、ちょっとした体のプチ不調は、誰しも抱えているもの。たいしたことないだろう、と思っているそれが、じつは大きな病気を知らせているのかもしれない。現役の医師、歯科医師の先生に、そんな「危険な病気の前触れ」について解説してもらった。
 
●肩こりが、いっこうに治らない
「肩の痛みと関連していることが知られているのが、心臓の病気。特に狭心症や心筋梗塞の場合、左の胸から左の肩にかけて激しい痛みを伴います」と、北原ライフサポートクリニック院長の菅原道仁先生。心臓病の場合、発作が出なくても、肩周辺の痛みから発覚することもある。逆に右肩から肩甲骨にかけての痛みやこりは、肝臓障害の可能性も。
 
「とくに右肩やその周辺が痛んだりこったりする場合は、肝臓や胆嚢の病気の疑いが濃厚です。肝臓の上にある横隔膜が刺激されることで、肩の動きが悪くなるためだといわれています」(菅原先生)
 
●めまいが続く
めまいは、不整脈に伴った症状として表れることがある。そして不整脈は、突然死を引き起こす心筋梗塞につながるおそれも。
 
「また、心臓から脳への血液の供給が低下し、脳が酸素不足の状態に陥る『アダムス・ストークス症候群』という病気があります。これにより失神する場合がありますが、その前にめまいの症状を訴える人もいます。やはり死に至る病気なので、注意が必要です」(菅原先生)
 
●歯を磨くと、いつも歯ぐきから血が出る
原因の多くはCMなどで知られている歯槽膿漏や歯肉炎だが、ずっと血が出続けている場合には、気をつける必要があるのだそう。
 
「肝硬変にかかり『血小板』という血液を固める成分が少なくなっている場合、血が止まらないことがあります。また白血病など、血液そのものが病気になっていることも考えられます。その場合、歯ぐきに限らず、体のほかの部分からも出血が止まりにくくなります」(菅原先生)
 
また歯周病であっても、放っておくと心筋梗塞になる可能性がある、と青山歯科医院の青山智美先生。
 
「口の中の歯周病菌が心臓の冠状動脈にこびりついて、狭心症、ひいては心筋梗塞を発症することが知られています。現在、歯周病と心臓外科の専門家が共同研究を行なっています」(青山先生)
 
●動悸、息切れが止まらない
糖尿病の専門医である山本祐歌先生は、バセドー病の可能性を指摘する。
 
「バセドー病は甲状腺のホルモンが過剰になることが原因の病気。代謝を上げるホルモンなので、つねに体が全力疾走しているような状態になります。その結果、どんどん代謝が進み、動悸や脈拍が早くなります」
 
代謝が進むため、いくら食べても太らないといった症状が出ることも。歌手の絢香がなったことで有名な病気だが、大部分の人は適切に薬を飲めば、治すことが可能だ。
 
自分の体の調子は自分は誰よりも一番詳しい、自分のためにも家族のためにも、体の様子を関心を持って、何か不具合が合った場合は病院をちゃんと診療をもらって方がいいと思う。
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