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子供も歯周病になる

 歯周病というと大人の間だけでの病気というイメージがありますが、最近は小学生や中学生でも歯周病が発生しており増加しています。歯周病の初期症状である歯肉炎にかかっている子どもは、10歳以上の2人に1人と言われています。また、4人に1人以上の子どもは、歯石の沈着が見られます。

 

歯周病は、歯垢の中にある歯周病菌が原因となります。不十分な歯磨きをはじめ、軟らかいものや、糖分を多く含む食べ物を食す機会が増えたことによると考えられています。子どもの段階では、重度の歯周病に進行することはありませんが、大人になってからの歯周病予備軍の可能性は高いと言えます。

 

子どものときには免疫力が強く唾液の分泌量が多いため、重度に進行しにくいと考えられますが、もし子どものうちに歯周病になるとすれば、先天的に免疫力が弱かったり,歯磨きの状態が非常に悪い場合に起こります。常用薬により唾液量が減り歯周炎になりやすい場合もあります。

 

子どもに多いのは、歯周病の中でも不潔性歯肉炎と呼ばれるもので、そもそも歯周病になりにくいのですが、なってしまうと大人より早く進行するといわれています。まだ歯磨きが上手にできない幼い子どもに多い歯肉炎の一種です。

 

歯肉炎は、歯茎が炎症を起こしてしまい出血しやすい状態ですので、子どもが歯磨きをしたのちに出血を訴えるようであれば、歯肉炎の疑いが考えられるでしょう。また、炎症を起こしていると痛いため歯磨きを嫌がる場合もありますので注意が必要です。

 

ただ、痛がることを気にして歯磨きをしないというわけにはいきません。口の中を衛生的にしておかなければ、症状はますます悪化してしまいます。毛の柔らかい歯ブラシを使ってみたり、綿棒にうがい薬などをつけて炎症部分を洗浄することが効果的です。うがい薬の殺菌効果は炎症を和らげることができます。

 

歯周病に限らず、病気が重大になればなるほど出てくるのが、「~で自然治癒した」と言う話です。これ等の記事がインターネットなどに様々記載されることが有りますが、はっきり言ってまったく当てになりません。こういう記事の元になった話は、万に1つの好条件が重なってたまたま治ったような話が誰にでも効果が有るような話として書かれていたり、話がとんでもなく誇張されていたり、そもそも儲けが目的の作り話などで、当てにしていると、その間に症状が進行してしまう事になりかねません。

歯周病は歯の周辺特に歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の間に歯周病菌の塊である歯垢(プラーク)やプラークが固まった歯石が入り込むことで感染を起こし発症します。したがってこれらの原因となっている歯垢や歯石を取り去ることが必要になりますが、歯周ポケット深くに入り込んでしまったプラークや歯石は自分では取ることはできません。歯科医による治療以外に方法がないのです。最近では歯石の取れる口内ケア商品も有りますが、大きな効果は期待できません。

 

このため歯周病を発症してしまったら、なるべく歯周ポケットの浅い部分でプラークと歯石を食い止めることが重要になり、自分だけの力で自然治癒できるなど考えている間に、取り返しのつかないことになってしまいます。自然治癒を信じ様々な免疫力を高める努力をすることは病気にとっては良いことかもしれませんが、それと歯周病の治療は別物と考えましょう。治療を行っている前提で、自然治癒力によって治療効果を高めるという考え方を持ったほうが健全です。

 

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