「入れ歯の臭いが気になり、人と話す時はいつも手で口を覆っています」というご相談を受けることがよくあります。中には入れ歯の手入れが不十分な方もいらっしゃいますが、ほとんどの方は食事の後に入れ歯のブラッシングをしたり、入れ歯洗浄剤を使ってきちんと手入れをされているのに入れ歯の臭いに悩まれてご相談にいらしています。
入れ歯の臭いが気になる方は多いようです。 入れ歯の臭いは、部分入れ歯でも総入れ歯でも、どちらでも臭いがしてくる場合があるようです。 なぜ入れ歯から臭いがしてくるのでしょうか。入れ歯から臭いがするようになるのは、入れ歯の材質(材料)として使っているプラスチックに臭いがつくためといわれます。
プラスチックには吸水性があり、吸水することによって臭いも一緒についてしまうのです。臭いだけではなく、着色もしてしまいます。また、入れ歯をしていてにおいが気になるというのは、入れ歯が不潔な場合に雑菌が繁殖してしまい、口腔内の自浄作用が低下している場合もあるようです。
プラスチックの表面には細かい穴がたくさんあり、その中に汚れが入りこんで臭いを発するようになることがあります。またプラスチックは水を吸い込む性質も持ちますので、唾液などと一緒に臭いの物質が奥まで吸収され、何年も使っていると洗浄剤を使っても臭いを落とすことが出来なくなってしまうのです。
ですが、これは入れ歯の臭いそのものではありません。入れ歯がヌルヌルしている場合は雑菌などが繁殖していると考えてよいでしょう。入れ歯から臭いがして気になるという方もいらっしゃいますが、実は入れ歯よりも口臭がひどいという方もいらっしゃいます。 口臭の原因の多くは歯槽膿漏などの歯周病や虫歯、食事の食べかす、歯石、舌苔などに原因があるといわれます。
では、臭いのしない入れ歯を作るのは可能でしょうか。入れ歯は使う材質によって臭いのしない入れ歯にすることも可能なようです。臭いの原因はプラスチックへの臭いの吸着で、吸水する材質であるほど臭いが付きやすくなります。保険適用内で作った入れ歯の材質のうち、アクリルは吸水しやすく、スルフォンは吸水しにくい材料といえます。よって、健康保険適用内でも、スルフォン入れ歯であれば臭いのしない入れ歯(臭いが付きにくい入れ歯)にすることが可能です。
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