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骨結合型インプラント

 骨の中に金属などを埋め込むことを総称してインプラントと呼びます。材料として金、サファイア、鉄、ステンレス、アルミニウムなど多様な素材が使われてきましたが、どれも良好な結果が得られずに淘汰されていきました。

 

非骨結合型インプラントというのは、古いタイプのインプラントです。骨と結合しないインプラントですから骨の中に埋入されると骨はそれを異物として認識し、それから遠ざかるように吸収しなくなります。

 

さらに古いタイプのインプラントの周りを肉芽が取り巻き、そのインプラントと骨が直接触れないようにしてしまいます。これは自分の体を自分で守ろうとする生体の防衛作用が働くからです。この古いタイプのインプラントは、骨との間に隙間があって動いてしまいますので、自分の歯を削ってそれとブリッジとして連結しなければなりませんでした。

 

 

この生存率の高さは、チタンが骨と結合するという特質をもっていたからで、この特質により、インプラントは「骨結合型インプラント」へと移行していきました。どうして人間の身体にとって異物である人工材料を使っているのに、チタン製のインプラントは身体に受け入れられ自分の歯のような感覚で使えるようになるのでしょうか。

 

それは人工歯根がただ単に骨に埋められているだけでなく、あごの骨と直接結合して、まるで生きている骨として取り込まれたように安定した状態になるためです。インプラント治療の成功率は残念ながら100%ではありません。部位によっても異なりますが、成功率はおよそ97%だと言われています。失敗というのは骨と結合しないという事です。

 

これは人間の身体がもつ生体的防衛反応、つまり拒絶反応によるものだと考えられます。人間の身体には異物が体内に侵入した場合に、それを外に排せつしようという働きがあります。インプラントも例外ではありません。

 

身体がインプラントを異物だと判断すれば、骨と結合しないのです。では、異物だと判断させない為にはどうすればよいのでしょうか。それは、無菌的に処置をするということです。具体的には無菌室に近い手術を使用することや、使い捨ての器具を使用することなどです。

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