歯の色
歯の色は、半透明な乳白色のエナメル質と薄い黄色や黄褐色の象牙質、血液が流れていて赤い色をした歯髄の3つの色が混ざり合って見えている色です。そのため、同じ人の歯でも場所によって、歯の色が若干変わってきます。
前歯の先端の部分は、象牙質も歯髄もないので他の部分に比べて透明感があり、 歯茎に近い部分は、エナメル質が薄いため黄色が強く出てきます。この様に、歯の色は白というイメージがありますが、実際はやや黄色みがかっています。
歯と歯の間にできた虫歯が進行した場合や、詰め物の回りに2次的に虫歯ができるとエナメル質を通して黒ずんで見えることがあります。 このような変色は虫歯の治療をすればきれいにすることができます。
『白い歯』になりたいからと真っ白のセラミック義歯をいれようとお考えになる人も多いのですが、大事なのは自分の他の歯や 肌とのバランスです。それを無視してしまうと台無しって事にもなりかねません。
同じ黄色っぽい前歯を持つ人でも「厚みがあり、幅が広く、縦にみぞがあり、くすんだアイボリーの歯を持っている人は、赤、オレンジ、黄色、からし色などが代表的な色であるところの秋の色調の色が似合うので、歯を"まっ白"にするのは、おすすめできません。元の色に近い、くすんだ色の義歯こそが肌や目の透明感を最大に見せてくれるのです。」とアドバイスするケースもあります。
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