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乳臼歯と永久歯の小臼歯

臼歯の働きは、食物をすりつぶす、噛む、砕くです。これがしっかりしていないと、満足な食事ができず、栄養の摂取や成長に問題が生じます。 また、大人の歯は、この六歳臼歯を生える場所の基準として生えてきますから、途中で虫歯になって抜けたりすると、他の歯の歯並びがおかしくなります。 お子さんをきれいな歯並びの永久歯に育てたければ、この歯を虫歯から守ることが大事です。六歳臼歯が生えたら、ぜひかかりつけの歯医者さんに定期的なチェックを受けるようにしましょう。 

 

乳歯と永久歯が混在している時期を、混合歯列期と言い、ちょうど学齢期にあたります。乳臼歯と永久歯の小臼歯が代わり、12才頃になって第二大臼歯が生えてかみ合うようになると、顔立ちも随分大人びてきますし、噛むための筋肉も発達して、噛む力も大人に近くなります。成人男子の第一大臼歯の噛む力は、約60?と言われています。スポーツをする時、重い荷物を持つ時、歯をぐっとくいしばっています。全身の力を十分発揮するためには、しっかりとしたかみ合わせが保たれていることが必要なのです。健康な口腔で、健康な生活を送りたいですね。

 

通常、上の前歯と下の前歯は、ある程度重なり合っているものですが、下の前歯が見えないほど重なり合っている深い咬み合わせ(専門用語でディープバイト)や、逆に重なり合わないで開いている咬み合わせ(オープンバイト)になっているかが分かります。これも原因が長く持続したことで骨格にも影響が出ている場合があります。

 

矯正装置をつけて半年が経過しました。ここまでくると違和感がなくなります。違和感どころか、もう矯正装置は身体の一部のように感じてくるのですから不思議です。考えてみれば、毎日当たり前のように口の中にあるので、むしろこれが当たり前になってしまい、逆に矯正装置がなかった頃のことを忘れてしまうほどでした。

 

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