臼歯は、食品を砕いたりすりつぶしたり働きをするために、てっぺんにたくさんのきざキザした溝がはいっています。六歳臼歯が生え始めたころの子供は、成長が激しいこともあって食事以外にも食べ物を口にする機会多く、しかも甘いものをほしがる時期でもあります。食べたものは、生えたての臼歯の溝につまり、歯磨きもヘタなためそこから虫歯が始まってしまいがちです。虫歯になりやすい条件を備えた六歳臼歯の寿命は、40年といわれます。この寿命がどれだけ延びるかは、お母さんと歯医者さんの協力にかかっています。
ただひとつ気になる点があって、それは小さな虫歯らしきものがいくつか出てしまったことです。特に前歯の部分に黒い斑点のようなものが2つできたのが気になります。わたしは甘いものに目がなく、先生に注意されていたのですが、矯正装置を装着後もなかなかやめられずにいたのです。このまま酷くならなければまだ良いのですが、前歯の虫歯自体が生まれてはじめてだったので、少しショックです。
乳歯の奥に生えてくるため、気がつきにくく、また歯ブラシも届きにくい。生える途中の歯は成熟していないため、抵抗力がなく環境によってはすぐムシ歯になってしまう。かむ面に溝があるため、食べ物がくっつきやすい。特に相手の歯と十分かみ合っていない時にはよけい食べかすが残りやすい。
小児矯正を受ける上でベストの戦略は、7歳か8歳に一度矯正歯科医に診せて、もし早期に治すべきシビアな問題があったら、将来ワイヤーをかけたときにお子様の治療が簡単に早く進むように1期治療を受けて矯正歯科医に手伝ってもらうという方針で良いと思います。
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