定式の2種類があります。 どちらかが特に優れているというわけではありません。治療の用途に合わせて使い分けられています。
矯正装置(歯科機器)は歯を移動させるための装置ですので、決められた時間だけきちんと装着していないと、当然、効果はありません。 しかし着脱式の矯正装置の場合、患者さんの中には医師の指示に反してついつい外してしまうこともよくあるそうです。
こうした着脱式装置の「取り外せる」デメリットがないのが、もうひとつのタイプである固定式装置です。 歯列矯正の固定装置の中でもポピュラーなのが「マルチブラケット」ですが、その応用として、歯ではなく舌側に装着する「舌側ブラケット」があります。
成長中のお子様の場合、正常な顎発育を阻害する機能的障害の除去、永久歯列のスペース確保および成長のコントロールのために、以下の装置を選択して使用します。リンガルアーチ(左写真)は、歯の裏側からワイヤーで少数の歯を動かします。スライディングプレートは、軽度の凸凹を改善する装置です。
前歯にガタガタがある場合,顎の幅が狭い場合に用います。4つの輪(歯科材料)の弾力で奥歯の「傾き」や「ねじれ」を修正したり、顎の幅を拡げたりする装置です。
急速拡大装置は、上顎の幅がせまい場合に、ネジの力を利用した装置を歯の裏側に装着して顎の幅を広げる為に装着する装置です。
永久歯列期の矯正に通常使用されるエッジワイズ法のマルチブラケット装置。歯の上に乗っかっている四角のボタンは「ブラケット」と言います。中央に溝が切ってあってその中を「アーチワイヤー」が通っています。アングルの時代は、ブラケットを直接歯に接着することができなかったので、バンドという金属のベルトを巻いて、その上に金属のブラケットを溶接して固定していました。今は、日本では透明なブラケットを直接貼り付けるやり方が主流です(Direct Bonding System:DBSと言います)。バンドを使う付け方ですと、すべての歯にブラケットを付けるのは、上手な人で半日、下手をすると丸一日かかったような大変な作業でしたが、DBSの発達で1-2時間くらいで付けられるようになりました。患者さんにとっても矯正歯科医にとってもとても便利な時代になりましたが、基本的なやり方はアングルの時代と何ら変わっていません。
ちなみにDBSは、日本発の発明です。東京医科歯科大学元教授三浦不二夫先生のチームが世界に先駆けて成功しました。日本の技術が世界の矯正の発展に大きく貢献したことは誇らしいことと思います。
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