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歯を抜かない矯正と抜く矯正

列矯正の際に抜歯を進められることがあります。 

しかし歯列矯正のためとはいえ健康な歯を抜歯することは抵抗感があるのではないでしょうか。 抜歯をすることが嫌で歯列矯正をあきらめた人も多いのではないでしょう。また矯正歯科によって歯列矯正の方法は様々で、事前の口腔内カメラ診察で抜く本数などもまちまちです。

実際に矯正歯科を数件回った人の場合、歯を抜く本数が先生によって違うために歯列矯正をやめたということもあるのです。

このように奥歯の不連続性がドミノ倒しのように前歯にも影響しているのがわかります。

ほとんどのケースで大人の方は親知らず歯の問題があります。ただでさえ全ての歯がちゃんと並ばない窮屈な歯列です。親知らず歯が出てくるスペースはありません。歯列矯正治療を始めるなら事前に抜歯する事をすすめます。

成人してからさらに歯並びに悪い影響をおよぼす「親知らず歯」。第三大臼歯とよばれ18才から23才位で生えてきますが、現代人の小さな顎ではうまく生えてこれません。
後方から押して歯列のズレを生じさせる原因の一つです。よく、親知らず歯を将来の為にとっておいた方が良いと思われている患者さんがいますが、再生医療で用いる親知らず歯胚は10才~13才の時に摘出して培養する必要があります。それにまだ研究段階です。現代人の小さな顎にとってはすでに定員オーバーです。抜歯してさしつかえありません。

メリット
上下の歯のバランスもよく、口元のバランスも良くなります。
骨格的に問題がある場合も、ほとんどの場合で外科手術なしで治すことができます。

デメリット
歯を抜かなくてはなりません。

歯を抜かない場合

メリット
歯を抜かなくても良い。

デメリット
口元の突出感が出ることがあります。

歯を抜かないといっても親知らずがある場合には上記その(1)の操作上障害となるので、ある場合には抜かなくてはなりません。(歯を抜かない治療といっても、親知らずは抜きます。)上記その(1)(2)の操作をするため、通常の矯正装置以外に装置を使うことがあります。骨格的に問題のあるときは、外科手術、根管治療を伴うことが多くあります。

 

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