虫歯とは簡単にいえば、虫歯菌のつくる酸で歯が溶かされてしまった状態です。
虫歯菌は口中に常在し、この数を歯ブラシ等で減らすことはできても、ゼロにすることは事実上不可能です。そこで、これらの雑菌をなるべく増殖させないために、雑菌の栄養源である糖質を口中から排除する事が重要になってきます。これは、歯ブラシの大事な役目の一つです。
虫歯菌を含む雑菌と、それらが作り出す酸性の毒素とネバネバなどをひっくるめたものを歯垢、ないしプラークと言いますが、これらを歯ブラシ、歯科材料等で取り去ることを一般にプラークコントロールと呼んでいます。
虫歯は次の3つのうち、その一つでも除去できれば防げることがわかっています。
最初のうちは所々が虫歯になっていても、痛くないからそのうち治そうと思って放置している方は、案外多いものです。ところが虫歯は自然治癒はしませんので、気がついたら、口中がひどい虫歯で、文字通りボロボロになってしまっている方もいます。
もうそうなると、ひどい虫歯の歯は抜かれてしまうのではないか 、歯医者さんに何と言われるだろうかなどと、いろいろな考えが先に立ってしまい、怖かったり恥ずかしかったりで歯科医院へも行けなくなってしまい、自分でもどうしていいか分からなくなってしまいます。
妊娠中は気をつけていても虫歯になりやすいもの・・
治療によるストレスでお腹が張ったり、麻酔による流産の可能性も否定できないためです。1年近くも放置しておくわけですから悪化もしますが、やむを得ないといった所でしょうか。
歯科医と産婦人科医の両方に確認してみることをオススメします。悪阻(つわり)がひどい場合には、歯磨きをしっかりできなかったり、口内のPHをコントロールする体内機能も低下しやすいという状況も重なるためです。特に親知らずなどは虫歯になりやすいという話を良く聞きます。歯科医の先生と相談しながら治療を施すことになりますが、新米の先生など経験豊富とはいえない歯科医の場合、レントゲン、麻酔などを平気で進めるケースがあるようです。
子供の歯が虫歯になって、根っこの中までバイ菌が入ると、すぐ下にある永久歯の色がおかしくなったりすることがあります。超音波スケーラーは必要です。また、虫歯の穴の中は虫歯菌がとてもたくさんいますので、他の場所に生えてきた永久歯にその虫歯菌がうつって、永久歯まで虫歯になります。早期発見、早期治療を心がけましょう
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