フッ化物とは、厳密には、フッ化物イオンが含まれる化合物のことです。むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウムもフッ化物で、水の中で薄い濃度で溶解している状態では、フッ化物イオンとして存在しています。フッ化物イオン濃度1ppm程度では完全に溶解し、天然水に含まれる他のイオン物質とも結合せずに、全く安定したものになっています。一方、フッ素樹脂の場合、フッ素が陰イオンの状態になることはなく、フッ素化合物として分類され、むし歯予防のフッ化物とは全く異なるものです。 フッ化物の過量摂取による慢性中毒症としては、歯のフッ素(歯科材料)症と骨フッ素症が疫学的に確認されています。
歯のフッ素症は、エナメル質の石灰化期間に過量のフッ化物を継続的に摂取した場合に生ずる特異的な歯の形成障害で、エナメル質の審美上の変化(不透明な縞模様、白斑、小陥凹など)を症状とします。その発症の程度および部位は、エナメル質の石灰化時期におけるフッ化物摂取量、フッ化物摂取の持続期間(回数)などに左右されます。したがって、エナメル質が完全に形成された後で過量のフッ化物を摂取しても歯のフッ素症は発生しません。石灰化時期にある出生~8歳までの小児に対して、「0.1mg/kg体重/日」のフッ化物を毎日摂取することがModerate型歯のフッ素症の最小影響レベル(LOAEL)とされています。超音波スケーラーは必要です。
フッ素:F2ホタル石(CaF2)、氷晶石(Na3AlF6)などの化合物として天然に存在する。遊離して存在することはない。淡黄色の気体で激しい刺激臭があり、猛毒である。化合力はCl2よりさらに強力で、希ガス以外のすべての元素と化合する。水素とは低温・暗所においてすらc的に化合する。木材やゴムはフッ素気流中で燃焼を起こす。れを貯蔵するには銅または鋼鉄の容器を用いる。これらの金属を用いる事ができるのは表面にできフッ化物が幕を作り、内部を保護するためであると考えられる。
水道水に添加されるのはフッ化化合物(フッ化物、Fluorides)です。そこでそのフッ化化合物の最も基本的なものであるフッ化水素とフッ化ナトリウムについて調べてみました。ホタル石(CaF2)の粉末に濃硫酸を加え熱して製する。このとき容器は鉛製のルツボを用いる。無色揮発性の液体で19.4℃で沸騰し、刺激臭ある気体となる。蒸気は猛毒である。
したがって、残りのむし歯予防法は、歯の質を強くするために利用されるフッ化物(フッ素)の応用です。適正なフッ化物(フッ素)の量を利用したむし歯予防は、現在のむし歯予防法の中で安全であり、他の方法より簡単に効果が得られ、本人の努力が少ない方法なので、主なむし歯予防法として勧められるのです。
また、身体を構成する元素の存在量により、主要元素と、微量元素に分類されます。H,C(炭素),N(窒素),O,Na,Mg(マグネシウム),P(燐),S(硫黄),Cl,K(カリウム),Ca(カルシウム)は主要元素であり、それ以外は微量元素です。この微量元素のうち、生命と健康の維持に欠かすことのできない元素を必須微量元素といいますが、F(フッ素),Si,V,Cr,Mn(マンガン),Fe(鉄),Co,Ni,Cu(銅),Zn(亜鉛),Se(セレン),Mo,Su,I(ヨウ素) などがこの部類にはいります。必須微量元素に分類されるFe(鉄)は酸素を運ぶために絶対に必要欠くことのできないヘモグロビンの中心的な存在ですし、I(ヨウ素)は甲状腺の機能にとって重要であり、欠乏症では甲状腺腫を起こすことで知られています。さらに、最近の栄養学では鉄、亜鉛銅、セレン、マンガンなどが注目されています。これらは「日本人の栄養所要量(厚生労働省)」のなかで、食事摂取基準が策定されています。
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