歯を失うということは非常に大きな損失です。哺乳類で 犬などは歯を失うと体の姿勢がずれてしまい死に至ることがあります。では、歯を失ったときはどうすれば最も優れた治療ができるでしょうか?
かつては、歯を失ったあとは入れ歯を入れるか、隣の歯を削って差し歯を被せるブリッジという方法しかありませんでした。入れ歯は、固定式の装置と比較してあまり硬いものが噛めません。また、バネが前歯にかかると見た目が悪いので気になる方が多いようです。下の顎では舌が動くと入れ歯も動くし、美味しい食事の味が感じられなくなることも少なくないようです。
ブリッジはかなり自分の歯に近い機能がありますが、歯をかなり削ってしまうことに嫌悪感をもたれる方が増えてきました。歯の表面のエナメル質はいったん削ってしまえば再生しないのです。ですからできれば手を付けたくない部分です。
オペ当日までにインプラント埋入予定の場所の骨の状態、形、固さ、そしてリスクの高い部位をすべて把握し、さらにコンピュータ上で完璧な位置にインプラント埋入計画を行うからです。
しかし、いくらコンピュータ上で良い計画を立てても、実際のお口の中がフリーハンドのオペでは計画通り行かない可能性もあります。
それを回避するために、コンピュータのデータを元に、立体造形で手術器具「サージガイド」を作成します。この道具を使うことで、インプラントの埋入位置、方向、角度にズレが生じません。つまり、確実なオペが可能になったのです。「決められた位置に決められたインプラントがズレることなく入る」から安心なのです。この世界最先端のシステムはすべてのインプラント患者様に行っております。
1. 局所麻酔(歯科材料痛み止めの注射をします)
2. 切開(歯茎をメスで切ります)
3. 剥離(粘膜を剥離します)
4. インプラントを入れる位置と方向を決めます。
5. ドリリング(インプラントを埋入する穴を掘ります。)
6. インプラント体埋入(インプラントを骨の中に入れます。)
7. インプラント周囲に骨が足りなければ、骨造成術をします。
8. 洗浄、止血(抜歯創をきれいに洗った後、血を止めます。)
9. 縫合(傷を縫います。)
10. 術後管理(創部治癒は良好か、創部感染がないか、あれば、その対応)超音波スケーラーは大事です。
インプラント手術も親知らず抜歯と基本的には、同じ手技で行います。3(剥離)の後に、抜歯(4-6)の代わりにインプラント(4-6)を埋入します。インプラントを埋入したい位置に、骨がなければ、骨造成術(骨を作る手術)を行います。7以下は、親知らず抜歯と全く同じです。つまり、親知らず抜歯の応用としてインプラント手術を初めとする口腔外科手術があります.2003年8月にスイスで開催された第3回ITIコンセンサス会議で18個の論文を紹介しています。
それによると抜歯即時インプラント埋入の成功率は、89.3〜100%であったと報告されています。
経過観察期間は、1年から長いものでも7年と短期のものです。 歯を失うと時間の経過とともに残っている骨は減少し、インプラント埋入が困難になることがあります。 その為、歯を失ったと同時にインプラントを埋入しようという考え方です。
しなしながら、最近の報告(Botteicelliら、2004年 )では、抜歯即時インプラント埋入では、骨の吸収は抑制できない。とも報告されており、慎重に適応症を選ばなくてはならないことを示唆しています。
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