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虫歯の初期の状況

虫歯というのはばい菌が歯に侵入し病巣(びょうそう)を形成し歯を破壊しつつある状態をいいます。根管治療は必要です。

ですから“痛みやしみる”ということはないのです。これが進行し歯髄(しずい)という歯の中の血管(歯の神経というのは実は血管の通った肉の塊のようなものなのです。)に侵入して刺激を受け炎症が起こる“しみる”とか“痛い”ということになるのです。患者さんの中には、虫歯から歯髄炎(しみる、痛い)に移行しているのに神経を取らないで欲しいという方もいます。ですが、一度炎症を起こした歯髄(しんけい)が元の健康な状態になるのは極めてまれです。年齢や歯の受けた治療の回数などによります。でもあまりうまくいかない事の方が多いのではないかと経験から思います。
もし治癒させようとすれば、超音波スケーラーは大事です。
1、一つには、あまり麻酔という注射をしないこと。
2、ラバーダムというようなもので、治療する歯を隔離して丁寧に病原菌である虫歯をこするようにやさしく剥がし取り、痛みがきつくなった時点で刺激を与えることを止めて、アルカリ性のセメントや水酸化Ca製剤を塗布しセメントやプラスチックで経過をみるしかないようです。くれぐれもばい菌を殆ど取らずに薬だけで虫歯や歯髄炎(しみる、痛い)が治癒することは殆どありません。(3Mix-mp法など)
ミュータンス菌などの細菌は、糖質からねばねばした不溶性グルカンという物質を作ります。この不溶性グルカンが歯にこびりつき、歯垢となります。さらに、ミュータンス菌は糖分を食べて乳酸を出し、それが歯垢にたまって歯を溶かします。これが、虫歯です。 虫歯もごく初期の状況であれば、痛みはほとんど感じません。それが象牙質にまで進むと、象牙質にある細い管を介して痛みの刺激が伝えられるようになりますから、「冷たい物、甘い物がしみる」「ブラシや糸ようじが触れると痛む」というのは、この状態だと考えられます。このときまでに、歯科医院に行って治療を受ければ、そんなに苦しむことなく、短期間で虫歯を治すことが可能です。 歯髄のすでに無い歯(無髄歯)が痛む場合は歯髄の入っていた穴(根管内)に細菌が繁殖して化膿する病気ですから上記の8.番の状態からスタートします。
この場合神経の症状のようにしみて痛いといったことは有りませんが、化膿性の炎症ですから熱いものは痛む場合があります。化膿してできた膿は歯の中から骨の中へと出て感染を広げ溜まって膿胞(膿の袋)を形成します。この途中経過が早いと内圧があがりひどい痛みを伴います。また、発熱、悪寒などの症状も出ます。
この膿が骨から歯肉へ移行すると顔が腫れたり、顔面神経痛を誘発する事も有ります。その後、膿の袋が破けて瘻孔が出来ます。瘻孔ができて膿が出れば内圧も下がって一旦痛みは取れますが、原因が取れないので再発をくり返します。虫歯に限らず歯周病でも基本的には細菌感染です。これら細菌が出す毒素や酵素が原因で心臓病になることもあり、さらには緑膿菌による敗血症、菌血症による感染性心内膜炎(IE)、老人の死亡原因の1位である誤嚥性肺炎の原因になることは周知の事実です。虫歯を侮ると命に係わる場合もあるのですか?


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