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歯垢や歯石は細菌の温床

それらを放置すると、周囲の歯肉を刺激し歯肉炎となり、最終的には歯周病を引き起こします。一方で、細菌が作り出した酸はエナメル質を溶かし歯に穴を作っていきます。初期の段階では、エナメル質の抵抗性と歯の再石灰化のため、エナメル質表層は溶けず、その下から溶け始め、エナメル質の表層下脱灰といいます。この段階はまだ初期齲蝕であり、唾液による表面の再石灰化により、歯が元に戻る可能性があります。その再石灰化で補うお口の中には多くの口腔常在菌という細菌が存在しています。

この中には「ミュータンス連鎖球菌」を中心とするう蝕(虫歯)原因菌が存在し、これらは食べもの、特に砂糖やでん粉等の糖分から酸を作り出します。 テレビのコマーシャルにもあるように初期虫歯は、再石灰化によって治ることが確認されています。「虫歯だから早く治さないと」という警告は、初期虫歯には当てはまらないのです。超音波スケーラーは必要です。

フッ素入りの歯磨き粉やフッ素入りの洗口剤(歯科材料)を使って再石灰化療法を行いましょう。江黒歯科クリニックでは、レーザーを用いた齲蝕(うしょく)診断器を使って、削るべき虫歯なのか、経過を見るべき虫歯なのかを判断しています。 虫歯治療一つをとっても、様々な方法があるのをご存じですか? 何でもキーンという器械で治すわけではないのです。レーザーやエアアブレージョン、音波切削、その虫歯に併せた処置があるのです。

江黒歯科クリニックでは、エルビウムヤグレーザーを導入しています。レーザーにも種類があり、これは他のレーザーと違って歯を効率的に削れます。キーンという音の代わりにポンポンという音がしますが、痛みは少ないと言われています。

ただ、金属を詰めなければならないような大きな虫歯には不向きです。定期健診をきちんと受診し、小さな虫歯のうちに治療するとレーザーの恩恵がうけられます。 虫歯の治療介入時期は大変難しい問題です。患者様自身もある程度の虫歯の知識をもって頂くことが必要です。現行保険制度が疾病に対する給付という制度をとり続けるかぎり、残念ながら過剰な治療を過去に受けていることが少なくありません。歯を削ることが、その歯の寿命をどれだけ短くするかしっかり理解してから治療をうける必要があります。 

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