口腔内に住む微生物が発生させるガスと、肺から出てきた、臭気を含むガスとが混じって、口呼吸によって排出されたもののことを口臭と言います。口腔内には想像を超える微生物が住みついています。
本来、微生物は外部から侵入する病原菌をやっつける役割を担っていますが、その活動の結果、むし歯を作ったり、歯周病を発生させたり、あるいは、このように口臭のもととなるガスを発生させたりしています。誰もが持っている口臭のことを生理的口臭と言います。緊張して口の中が乾いたときや、朝起きてすぐ、食事をとってから約3時間後に出るもので、ほとんどの場合は自然に消えていきます。口の中に細菌が繁殖していたり、唾液の分泌量が少なかったりすると口臭が出るというものです。食後の口臭を予防するためには食後に歯磨きをすると効果的です。口腔内カメラでよく検査しましょう。
「口臭」の中でも、他臭症の人の場合、原因が口の中にあることが多いです。例えば、虫歯の悪化や歯周病、歯槽膿漏など炎症がある場合です。「口臭」を起こすのは細菌で、その中の嫌気性菌という酸素が嫌いな細菌が発生させるガスが原因です。嫌気性菌の発生させるガスは、周囲の人には強烈な「口臭」として感じられますが、他臭症の人本人にはまったく自覚できません。
ですから、周囲の人の不快感は大変なものですが、本人は指摘されるまで自分の「口臭」に全く気付かないというやっかいなパターンが多いようです。
気になる「口臭」を予防するには、虫歯が原因で「口臭」が起きている場合は虫歯の治療を受ければいいのですが、口臭の予防法は、原則的に歯周病・歯槽膿漏の予防法に準じていますので、歯周病や歯槽膿漏の症状が進行している方は、家庭でも歯科クリニックでも定期的に口腔内のメンテナンスを行うようにしましょう。
他臭症でいちばん多いのは、虫歯や歯槽膿漏など口腔内の病気が臭いの原因をつくっているケースなので、自分では臭っていないと思っていても、少なくとも口臭によって迷惑を被っている人はいるはずです。他の人からの助言を素直に受け止め、すぐに虫歯や歯槽膿漏の治療を始める必要があります。また、治療後も安心せずに、再発しないようきちんとした歯磨き法などを教えてもらう必要もあるでしょう。
特に、上手に歯磨きができないという人は、歯垢や歯石などはいずれ虫歯や歯槽膿漏の原因になっていくことを頭に置いておき、定期的に歯科医で歯石を取り除いてもらうよう習慣づけるようにしましょう。
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