漢方では口臭の直接的な原因の多くは、胃熱や胃湿熱によるものと考えます。但し間接的な原因は沢山あります。また、体質的に「津液(身体に必要な水分)」が不足することで発生する場合も有りますし、他覚的には口臭が認められないのに、自分では口臭があるように感じる「自臭症」もあります。
漢方では「自臭症」も身体のバランスが崩れて生じるものと考え治療していきます。鏡の前で「あかんべー」というように舌を出して観察してみましょう。舌の中央部から奥にかけて”黄色っぽい苔”がついていませんか?この場合は、胃熱や胃湿熱が直接的な原因でしょう。
しかし、このような舌苔がついていないのに、ひどい口臭が出ている場合もあります。と言って、内臓などには異常がなく、全く原因がわからないことも少なくありません。漢方医学では、こういう場合でも原因を見つけることが可能です。体の免疫力が落ちていれば、体の一部である口腔内にも当然症状(口内炎・歯周病・口臭・味覚障害・舌痛・口の渇きなど)が表れます。
現代の歯科治療は外側から治療することを基本としていますが、当院では、体の免疫力を高めることで、これらの口腔疾患がより早く治癒に向かうことに着目し、漢方薬を処方して口腔内を健康にする口腔漢方治療も行なっております。主に下記症状に効果が上がっています。
漢方医学の基本には『良医は未病を治す』という言葉があります。「未病」とは「健康と病気の間」を指し西洋医学では病気と診断されないものも漢方では対処法があると考えられています。その対処法とは生活改善・体質改善を促し、発症を遅らせ、生体がもっている回復力や免疫力を高めることです。
漢方薬は草根木皮、動物生薬、鉱物生薬を決められた方法により一定の量ずつ組み合わせた薬物です。 患者様の自覚症状を重んじ、症状をつぶさに診断し「証」を決定する、いわゆる「オーダーメイド」の治療だといえます。
また、食べ過ぎ、飲みすぎ、ストレスなどで胃に炎症がおきると、口臭は強くなります。(歯科材料)漢方では、このような時は、胃の炎症を治して口臭を改善します。口内炎、歯肉炎などの口臭は、口内炎や歯肉炎などを改善する漢方薬を服用し、口臭を治します。蓄膿症なども炎症が起き、ひどいと膿がたまり口臭になります。漢方の治療としては、炎症の熱をとったり、膿をだす漢方薬を用います。超音波スケーラーで清潔を守ることは大事です。
いずれにしても、それぞれの病気の部分の炎症による余分な熱が口臭の原因になることが多いようですが、体質や症状に適した漢方薬を服用することで、こうした口臭を根本的に改善することができます。
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