歯髄炎とは、歯の中心部の歯髄に炎症が起こることで、痛みを伴う。 原因はむし歯が最も多く、その次は外傷。 炎症が軽い場合は、治まれば歯にダメージが残ることはないが、重症の炎症では歯髄が壊死する。 歯髄炎は、歯に激痛を引き起こす。 初診時に、歯髄の健康状態を推測するために歯に熱い刺激や冷たい刺激などを加えて、反応をチェックするテストが行われる。 このとき、刺激を中断しても痛み続けたり、自然に痛みだす場合は、歯髄はすでに手遅れ状態になっている恐れがある。
さらに、(歯科機器)電気歯髄診断器による、歯髄の生死判定が行われる。 この結果、歯に流された少量の電流によって痛みを感じれば、歯髄はまだ生きていると判定される。 しかし歯の上を軽くたたかれたときに痛み(打痛)がある場合、たいてい炎症は周辺組織にまで広がっている。 原因が治療されると、炎症は鎮まる。 早期に発見できれば、歯髄炎が起きている歯に鎮静薬を含む物質を一時的に詰めて、痛みを鎮めることができる。 この詰めものは6~8週間歯ほど詰められ、その後取り出されて、代わりに最終的な充てん材が詰められるが、即時に詰めることもよくある。 歯髄の損傷が大きく回復不可能な場合は、痛みを止める最後の手段として、根管治療あるいは抜歯によって歯髄が抜き取られる。
刺激の原因は物理的、生物的、神経的なものと様々なケースが考えられます。大きく分けて急性歯髄炎、慢性歯髄炎の2つがあり、急性歯髄炎は炎症が歯冠部歯髄に限局している炎症の事を指します。
慢性歯髄炎は虫歯の進行により歯髄が露髄したりする場合などに起こります。老齢の方の場合は潰瘍を作り慢性潰瘍性歯髄炎となる場合が多いです。炎症が軽度の場合はむし歯の治療を行うことで治ります。
症状が進行している場合には、歯髄を一部、または全部抜き取る(抜髄)必要があります。歯髄が細菌に感染することによって発症している病気ですので、完全に無菌状態になるまで消毒を繰り返さなくてはならず、治療をせずに放置すると歯根膜炎などに進行して重症化します。根管治療は必要です。
治したはずなのに歯が痛んだり、水にしみたりすることがあります。その原因はいくつか考えられますが、治療直後は、すぐには歯髄の炎症がおさまらず、数日~数週間、症状が残ることがあります。また数年後では、つめた金属の下や金属のまわりにむし歯ができている場合があります(二次う蝕)。つまり、歯質とつめられた金属の間はセメントで接着したりレジンで置き換えられているため、金属やレジンの膨張率と歯牙の膨張率のちがい、セメントの溶解などによってすき間(微小漏洩(びしょうろうえい))ができて、そこからまた、むし歯が発生するのです。最近では、接着性の材料が開発され、金属と歯牙との間にすき間ができないようになってきました。
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