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一般的の歯矯正

  矯正装置(ブラケット)を歯の表側に装着し、そこにワイヤーを輪郭づけして歯を動かす従来の矯正法で、12年かけてじっくりと矯正していきます。

 

 以前は金属製のブラケットが主流でしたが、当院では見えるところに透明のブラケットを使用しています。動かす必要がある歯のみに装置を装着する部分矯正も行っていますので、ぜひご相談ください。まず第一選択として、歯を抜かない矯正治療を考えます。医療機器 歯科それは、インプラント矯正等の最新の技術により可能となったものです。ただし、口元が出てお顔のバランスが悪くなる場合や歯列が歯ぐきの骨の中に納まりきらないことが予想される場合では、ご相談の上、抜歯を選択することもあります。

 

 「矯正は痛い」というイメージをお持ちの方も少なくないと思います。確かに、装置を着けたり調整した後、3日くらいは歯が浮いたような感覚で食事の際に痛みがでたり、口内炎ができてしまって痛いということもあります。

 

 使用するワイヤー(装置に通すもの)の95%は超弾性、形状記憶という性質を持っています。簡単に言うと、非常に柔らかく、弱い力を継続的に歯に伝え、元の形に戻ろうとする力により歯を動かします。これにより、歯にあたえるダメージが最小限となり、痛みも少なく、且つ効率的に歯を動かすことができるのです。これは、本来曲げたり調整不可能な超弾性、形状記憶ワイヤーを、ヒートベンダーという機器によって処理し、調整可能とするもので、使用できる矯正歯科は決して多くありません。

 

 また、口内炎対策には万全を期します。この歯科用ルーペは口をよく見えます。予防としてのサプリメントをおすすめしたり、口内炎ができてしまった場合は早期治癒を促す軟膏を処方し、装置にカバーをして患部に当たらないようにするなどの処置を行います。現在の矯正歯科界のメイントピックの1つに、ローフリクションという概念があります。これはその名のとおり低摩擦ということです。そのやり方で有名なのが、アメリカの矯正歯科医デュイット・デーモン博士が開発した『デーモンシステム』です。

 

 具体的には従来、歯に装着したブラケットにワイヤーを縛りつけていたのを、縛りつけず自由にすべることを可能にしたのです。それにより、歯にかかる負担が少ない、歯列の拡大がしやすく非抜歯矯正に有利、若干治療期間が短縮されるなどのメリットがあると言われています。(ただし、一部広告等で謳われている、『30%早くなる!』などということはないと思われますが)

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