外からの刺激に歯周組織が反応し、神経を刺激することで発生する矯正歯科治療中の痛み。ワイヤーなどの“異物”を装着する治療であることから、矯正歯科治療中に痛みを訴える患者さんは多いものです。こうした痛みの対処のためには、その痛みがどこで生じているのかを把握することが大切です。
歯根膜とは、歯根の全周に存在する歯を支えている組織です。歯科 スケーラー矯正歯科治療によって生じる痛みのほとんどは、ここからの痛みだと言えます。主に、矯正用のバンドや矯正用ワイヤーによって痛みが引き起こされます。
コバルトクロム合金やステンレススチールワイヤーなどの硬いワイヤーによって、歯肉や頬粘膜が擦れて痛むことがあります。また、その硬さを補うためにループを取り付けて弾力性を与えることもありますが、それによって頬粘膜が擦れてしまうこともあります。
矯正歯科治療に用いる拡大装置には、弾力性を増すためにワイヤーに丸いループが組み込まれています。 このループが舌に挟まったりすることで痛みを生じることがあります。
「矯正治療は痛みを伴うもの」と考えている方は多いのではないでしょうか。確かに従来の治療では、超音波スケーラーハンドピース硬い金属製の矯正器具を電気溶接などで固定するため、どうしても痛みが起きてしまいます。そんな矯正歯科治療の欠点を補うべく考え出されたのが「痛くない矯正歯科治療」です。
痛くない矯正歯科治療では、矯正装置を歯に装着するために金属製バンドではなく、特殊な接着剤を使用します。当サイトを監修する「もぎ矯正歯科医院」で使用する接着剤は「オルソマイト・スーパーボンド」です。これは、差し歯や欠けたセラミック人工歯の補修などにも用いられている接着剤です。これを用いることによって、装置の装着時や撤去時に痛みなどの不快症状を抑えることができるのです。
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