口腔習癖
癖とは,正常にみられる行動が繰り返しおこなわれ固定化したもので,マイナスの意味合いを持っています。良い行動は習慣といい,むしろ良くない行動が癖と言われます。
歯ならびをわるくする原因となる癖もあれば,歯ならびには影響しない癖もあります。中には,子どもの情緒に関係する神経性習癖と呼ばれるものもあります。
口に関する癖は,歯ならびや咬み合わせへの影響だけでなく,成長期の子どもの「噛むこと」「発音」「飲み込み」「呼吸」などの機能の発達に影響することも多いのです。
ここでは,歯ならびをわるくする癖を取り上げて解説します。癖の発現率は,図のように年齢,種類により,増減があります。
「指しゃぶり」は,4~5歳には多いのですが,学童期になると減少していきます。逆に「爪かみ」と「歯ぎしり」は,学童期に増える傾向があります。「タオルや毛布をしゃぶったり,鉛筆などをかむ癖」も,年齢の増加によりやや減少します。「下唇を咬む癖」は,年齢による増加はほとんどみられません。
癖の背景に心理的な問題があるものとして,「指しゃぶり」 「爪かみ」 「歯ぎしり」があげられることもあります。子どもの情緒不安などの心の問題は,はっきりとした症状が出ないことが多いため,癖と子どもの心理的な背景との因果関係は,なかなか判別が難しいものです。
心理的な問題がある場合には,臨床心理士に相談する方が良いでしょう。口に関する癖は子どもの性格にも関係し,感受性が強い子ども,神経質な子ども,依存性の強い子どもにみられることが多いようです。
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