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精密作業時

 歯科用拡大鏡(テレスコープ、ルーペ)とは、歯を拡大してみることの出来る巨大なメガネのようなものです。

歯科用拡大鏡を使用することによって、肉眼では見ることの出来ない歯の細かい凹凸や、隠れた根管、補綴物のフィットの状態など様々なことが分かるので、診断能力が大幅に向上し、より精密な治療を行うことが出来るようになります。レンズの見え具合は、今まで何点か試しましたが明確な違いは分かりませんでした。

 

ただ、拡大鏡(双眼ルーペ)を使用すると姿勢が良くなると宣伝されている事には異論があります。

 

確かに、そういった面もありますが、同時に欠点を長所と言い変えている部分もあるように思います。

 

歯科用双眼ルーペ通常の精密作業時には腕をやや伸ばした程度の作業距離の方が楽ですし、知り合いの心臓外科の先生も、そう言っていました。

 

しかし、歯科の場合は狭い口の中を覗き込むのでミラーテクニックの完璧な先生には良いかもしれませんが、上顎などを直視したい時には、あまり作業距離があると角度が取れず、ピントがあう位置を探さねばならず効率が落ちます。

 

どの位の作業距離がベストかは分かりませんが個人の感想を書かせていただけば、サージテルとOPTASを使用した比較で、作業距離 250mm450mmのサージテルには特に不満なし。

 

作業距離 約320mm-360mmOPTAS3倍をそのまま使用すると少し辛く、オプションのパワーUPレンズを装着して作業距離260mm-300mmにした方が楽でしたので、ご参考までに。

 

個人の感覚もあると思いますので、高額な双眼ルーペを購入する場合には、是非歯科用機器の貸し出しを依頼される事をお勧めします。

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