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「隠れ歯周病」にご用心

 「歯周病」ときくと、歯を支えている骨が溶けて、歯がグラグラになってしまうような状態をイメージする人が多いかもしれません。しかしこの状態は、歯周病の末期にならないと現れません。

むしろ歯周病の初期や中期では、健康な歯とほとんど変わらないくらいのぐらつきしかないことがほとんどです。歯がぐらつくような症状がなくても歯周病が進行している可能性が高いのです。きちんとした歯磨き指導を受けたことはなく、あまり熱心に歯を磨いたことはないのに歯が丈夫!という人は結構いるものです。自己流の歯磨きで、本当は汚れが落ちていないのに、虫歯がないため正しい歯磨きと思いこんで、歯石などを溜めてしまいます。虫歯の経験があれば、治療済みの金属などがまれに外れることもあるため、ときどきは歯科医院で歯周病のチェックが行なわれます。

 

そのため発見のチャンスは増えます。逆にいうと、虫歯がない人ほど病院に行く機会が少なくなり、発見が遅れ易くなってしまうのです。20代~50代で体力が充実していて、少しのことでは風邪も引かないなど、病気に対して、もともと抵抗力や体力がある人も要注意。歯周病の原因である歯石などが歯の根元に付着しても、炎症が起きにくいので、歯石を貯め込んでも何も起こらず、発見が遅れがちになります。

 

ときどき歯茎がおかしい感じもするが、12日で元に戻るため、病院には行っていない、ということはありませんか? 自分で発見することが困難な隠れ歯周病の発見が遅れてしまうことがあります。

 

生まれつき丈夫な歯を持っている場合でも、そのことで逆に歯科医院に行く機会に恵まれず、逆に歯周病が末期の状態になるまで、症状が現れずにいることがあるのです。

 

歯磨きがしっかりできていないと、歯と歯茎の隙間のポケットという溝にある歯石の表面には、たくさんの歯周病菌が存在します。これらの菌がたくさんの毒素を出しますが、強い体の抵抗力で、これを封じ込んでいるため、炎症が大きくならないからです。

 

大きな炎症の元を大きな抵抗力で押さえ込んでいるので、抵抗力が落ちてくる年齢などになると、突然時限爆弾が爆発するように大きな腫れが起こることがあります。

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