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乱杭歯の不正咬合

 叢生(乱杭歯)による不正咬合、特に、それによる前歯の歯並び矯正の場合、乳犬歯を抜くか、それとも、抜かないでおくのか判断はその後の治療を左右することが多く慎重さが要求されます、と前項では話しました。

このケースでは乳犬歯がキーポイントになるのですが、もちろん、歯並び矯正の治療というのは、それだけを観察し行うといった単純なものではありません。その子供の個性を伴う歯並び全体を把握し、最善の方法を考えなければならないのです。

 

乳犬歯以外で注目しなければいけないのは、例えば、その隣りの存在する第1乳臼歯や第2乳臼歯です。これらの乳歯の根元には当然、これから生えてくるための永久歯が待機しています。

 

前歯の歯並び矯正では、これら、これから生えてくる永久犬歯、第1小臼歯、第2小臼歯が正常に生えてこれるようなスペースが必要なので、このスペース確保が不十分だと新たな歯並びの悪さ、不正咬合を招いてしまうのです。

 

先に上げた永久犬歯、第1小臼歯、第2小臼歯の3本を「側方歯群」といいますが、ここから第1大臼歯までの間に「側方歯群」を収集するには、どれだけの幅が必要かというと24ミリ程度といわれています。

 

これは、やや余裕を見たサイズ設定ですが、「側方歯群」から第1大臼歯までのスペースが、これ以下しかないと判断した場合は、何らかの方法で、これを作らなければなりません。

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