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オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの選び方のコツ教えます!



時間で選ぶ

オフィスホワイトニングで使用しているお薬の濃度は、ホームホワイトニングの約10倍です。ホームホワイトニングの効果は、オフィスホワイトニングに比べるとかなりゆっくりですので、時間的に余裕のない場合はオフィスホワイトニングのほうが良いでしょう。特にブライダルのときや面接、オーディション、海外出張など、いつまでに白くしたいという期限がある場合、ホームホワイトニングは向きません。

ライフスタイルで選ぶ

ホームホワイトニングの利点は、自宅で好きな時に歯を白くすることができるという点です。一度ホワイトニング用のマウスピースを作ってしまえば、歯科医院に通う必要がなく、自分のペースで歯を白くすることができます。つまり日中に歯科医院に通えない人には最適な方法です。

ただこのマウスピースは、一日2~4時間程度装着する必要があります。仕事柄、日中2時間は装着できない方で、なおかつ寝ているときにはマウスピースが気になってしまって眠れない方はオフィスホワイトニングのほうがいいでしょう。

予算で選ぶ

オフィスホワイトニングは、白くしたい歯の本数や希望の白さ、使用するシステムによって料金は変わってきますが、一般的に20,000円~60,000円くらいです。ホームホワイトニングは、薬剤の本数によってこちらも15,000円~50,000円くらいのところが多いようです。ただホームホワイトニングはマウスピースを持っている限り、薬剤代だけで追加のホワイトニングができますが、オフィスホワイトニングはメンテナンスのたびにホワイトニング代がかかります。長期的に見るとホームホワイトニングのほうが安くなります。

注意

    ホワイトニングは必ず時間とともに色の戻りが起こります。この色戻りが起こってきたら、タッチアップホワイトニングというメンテナンスを行います。これによってホワイトニング直後の白さを保つことができます。ホームホワイトニングでは1回数百円~千円程度でできますが、オフィスホワイトニングですと通常10,000円前後となります。

性格で選ぶ

ホームホワイトニングは、白くなるまで回数がかかり(最低十数回で一か月程度)、すべてを自分で行わなければならないので、かなり面倒です。初めは気合を入れて始めるのですが、そのうちやらなくなってしまう方も多いようです。また食事制限がホームホワイトニングの期間中ずっと続くため、これに耐えられない方も結構いらっしゃいます。せっかちな方や何事も長く続かない方にはあまり向きません。

嗜好品で選ぶ

ホワイトニング後24時間は、普段よりも歯に着色が起こりやすいため、色の濃い飲食物は控えていただきます。オフィスホワイトニングでは、システムにもよりますが1~数回我慢すればいいだけですが、ホームホワイトニングを毎日行った場合、ホワイトニングを行っている期間中は着色性の食品を控えていただく必要があります。

ポイント

    着色性の食品とは、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、コーラ、たばこ、ケチャップやソース、カレー、チョコレートなどです。特にたばこや赤ワイン、お茶類が好きな方にはホームホワイトニングは難しいかもしれません。


歯の色で選ぶ

幼少期(生まれた時から6歳くらいまでの間)に飲んだテトラサイクリン系の抗生物質で変色してしまっている方などは、長時間、長期間ホワイトニングを行なわないと、白くならない場合があります。この場合はオフィスホワイトニングですと、長時間、長期間施術することが難しいため、ホームホワイトニングのほうがいいでしょう。またホームホワイトニングの前にオフィスホワイトニングを行いますと、より効果的です。

注意

    歯に白いしみ(ホワイトスポット)がある場合があります。この白いしみはホワイトニングによって目立ってしまうことがありますので、しみがある場合は、白いしみの部分だけを避けてホワイトニングができないホームホワイトニングは避けたほうがいいでしょう。
    歯の白いしみを消す方法

歯の状態で選ぶ

裏側から矯正をしている方や、歯並びが悪く、マウスピースが装着できない方はホームホワイトニングはできません。また手に障害があってうまくマウスピースを装着できない場合もホームホワイトニングは難しくなります。これらの場合でもオフィスホワイトニングは可能です。

体の状態で選ぶ

胃に障害がある方、糖尿病の方、甲状腺異常の方はホームホワイトニングは避けたほうがいいでしょう。逆に光過敏症の方やてんかん、呼吸器系に異常がある場合、膠原病の方、ペースメーカーを使用している方は、オフィスホワイトニングができない場合があります。

神経の有無で選ぶ

神経がない歯は、時間とともに黒っぽく変色してきます。この変色は通常のホワイトニングでは白くすることができませんが、歯の内部にお薬を入れて白くする”インターナルブリーチ”という特殊な方法で白くすることができます。このインターナルブリーチは、ブライトスマイルなど1回で白くなるオフィスホワイトニングと組み合わせることで、1回でも驚くほどきれいになることがあります。

知覚過敏の有無で選ぶ

オフィスホワイトニングはしみやすいと誤解されている方がいらっしゃいますが、実はホームホワイトニングのほうがしみやすいのです。確かにオフィスホワイトニングのほうが高濃度の薬剤を使用しますが、オフィスホワイトニングではしみの原因になる歯のヒビやエナメル質がすり減った部分、歯の根元の象牙質が出ている部分などを避けてホワイトニングを行うことが可能です。しかしホームホワイトニングだと、自分で行うため、これらの部分をガードすることができません。そのため低濃度のお薬を使用しても、かなりの確率でしみてしまいます。しかもそれを毎日続けなければならないため、途中であきらめてしまう人もいらっしゃいます。痛みに弱い方や元々知覚過敏がある方は、オフィスホワイトニングの中で、低濃度の薬剤を使用するシステムのほうがいいでしょう。

ヒント

    ホームホワイトニングのほうがオフィスホワイトニンより透明感がある自然な白さになると説明される先生もいらっしゃいますが、実は科学的な根拠(エビデンス)はありません。現在ではオフィスホワイトニングでも透明感のある自然な白さにもできますので、一概には言えなくなっています。


 


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