毎日たずさわっている歯科治療では、う蝕・歯肉炎・歯周病など、これは細菌との戦いでもあります。歯肉炎はまだしも、歯周病治療では通法通りの治療を進めてもなかなか思い通りに治癒の方向に向かって行かなくて悩んでしまうこともあります。
基本は歯垢の除去と歯石などの除去+感染した根の表面の研磨清掃等ですが、これのどれが欠けても歯周病は治ってくれません。さらには、細菌が相手なので、患者さんの免疫力も大きく関係してきます。寝不足もそうですし、糖尿病などの疾患がある方も進行しやすいのです。そんなこともあって、補助的な引き出しを考えて用意しています。最近注目されているのは、機能水と呼ばれる水です。
直径100ナノメートル以下という極微小のオゾンの気泡を含む水を歯周病治療に応用する試みが始まっている。「オゾンナノバブル水」と名付けられたこの水は、塩素系の殺菌剤と比べて10~30倍という強い殺菌力を持つ一方、飲用も可能なほど安全性が高いという。歯周病の治療時や、治療後のうがいに用いることで、口内の歯周病菌を抑制できると期待されている。
歯周病は、歯と歯肉の境界部分に付着した口内細菌の集合体「バイオフィルム」や、これが硬く変化した歯石が原因となり、歯を支える歯周組織が破壊される炎症性疾患だ。進行すると、歯と歯肉の隙間がどんどん深くなり、炎症が歯槽骨などの深部にも及んで、ついには歯が脱落してしまう。
治療では、スケーラーという器具でバイオフィルムや歯石を削って除去するが、その際にオゾンナノバブル水で歯周ポケット内を洗浄したり、治療後、継続的にうがいをしたりすることで高い効果が得られるという。
この水は、テレビで紹介されたパーフェクトペリオという歯周病に効くと言う水を観た方もいらっしゃると思いますが、この水とは違いますが類似の水です。歯をよく磨いて、この水でうがいして寝ると、朝の壮快度は全然違います。うがい様に下の写真の様なボトルにつめて受付に置いてあります。
歯周病でなかなかじゅくじゅく感がとれない場合、歯石除去や洗浄の時に、水道水の代わりにこの水を治療に使って良い結果が出ています。次亜塩素酸水は確かに効果を感じますが、この水は最近試験的に使い出したばかりですので、またご報告したいと思います。
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