グラグラした乳歯をいつ取ればいいのか? 意外に判りにくいものです。自然に生え変わるまで待った方がいい場合と、病院で診てもらったほうがいい場合について、ガイドが解説します。 子どもの歯が生え変わる時期なると、乳歯がグラグラしてきて、食事のたびに、歯が動き痛がる場合があります。しかも乳歯の周囲から、出血することもあり、さらに痛そうに見えます。どんなタイミングで取ればいいのか? ガイドが解説します。
赤ちゃんのいちばん最初の歯が頭を出すのは、生後6カ月くらいからで、下の前歯から生え始めるのが一般的ですが、生え始める時期や箇所もそれぞれで、上の前歯からの子もいますし、9カ月ころになってようやく初めての歯が生える子もいます。人より遅い、下の前歯から順に生えないからといって、特に不安になる必要はありません。歯が生える順序や時期については、歯科学的にもそのメカニズムは解明されておらず、3~4カ月くらいのずれについてはまったく問題ありません。
小さなお子さんで、歯みがきの習慣が付いていない場合は、とてもいやがるものです。「いやがるから歯みがきをやらない。」では、むし歯をたくさん作ってしまいます。そこで1歳過ぎから保護者の方が毎日2~5回、正確に歯みがきをすることが習慣づけるための早道です。歯みがきの仕方が悪いと痛いばかりか歯ぐきを傷つけてしまう場合もあります。歯ぐきがはれていると正しい歯みがきでも血が出る場合もあります。この場合も毎日2~5回、正確に歯みがきをすることによって歯ぐきは引き締まり、出血しなくなります。そのためにも小児歯科を受診され、正しい歯みがきの仕方を指導してもらってください。歯みがきの体勢は寝かせみがきが基本です。立たせたまま前からみがいては奥歯や歯の裏をみがくことができません。歯みがき剤は使用せず、水だけでみがいてください。1日1回できれば寝る前にフッ素を利用することがむし歯予防の早道です。小さなお子さんに安全に使用できるものにレノビーゴなどがあります。
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