むし歯になるためには条件としては、まず、歯がなくてはなりません。(この歯の結晶構造が弱かったりすると虫歯になりやいです。)
次に、お口の中に虫歯菌がいること。虫歯菌は、多かれ少なかれ、誰の口の中にもいます。この菌のかたまりを歯垢(しこう)またはプラークと呼びます。(歯垢の中には、むし歯菌以外の細菌もたくさん住んでいます。)そこへ、食物が入ってくることが必要です。特に虫歯菌の好きなものは、「ショ糖」です。むし歯菌が食べ物の中の糖を取り込み、酸を産生して、口の中を酸性にて、歯の表面を溶かすのです。これを歯の脱灰といいます。食事するたびに、目に見えないレベルで、歯の表面は解け脱灰をおこします。
ところが、食べない時間があると、その間に唾液は排出され、お口の中が、酸性から中性に緩衝されます。また、唾液中のカルシムやリンが溶けた歯に取り込まれ、また、いつもと同じ状態に戻ろうとします。これを歯の再石灰化といいます。
歯の神経は、歯の構造のところでもお話しましたが、歯髄という歯の空洞の中を走っています。歯髄は象牙質に覆われており、さらに歯冠部分ではエナメル質にも覆われていますから、通常時に問題になることはありません。神経は様々な情報を人間の脳に伝える役割を担っていますが、歯の神経も同様です。
歯の神経の場合、特に我々に重要なことを教えてくれるのは痛みですね。歯の神経があるからこそ、歯に虫歯などのトラブルが起こったときには自覚できるわけです。もし、歯の神経がないと、虫歯になってもしばらくは気づくことがなく、気づいたときには既に悲惨な状態に、ということもあり得るわけです。ちなみに、歯の神経を歯科機器で抜いたときに見たのですが、歯の神経は白い糸みたいになっていました。
歯の神経を抜くケース
何らかのメリットがあるからするはずです。歯の神経を抜くメリットについて見てみましょう。メリット歯の知覚が全く無くなる
本来は歯の神経は抜かないのが一番です。しかし、虫歯の痛みを経験した事のある人はわかると思いますが、ものすごく痛いものです。そこで歯の神経を抜くメリットの1つとして、歯髄(神経)まで進行した、深い虫歯の根管治療の流れをご紹介します。
但し、患者さんの病状や歯科医療機関により治療方法は異なる場合があります。麻酔をして虫歯になった部分を取り除いたり、歯髄(神経)の治療をやりやすくする為に歯を削ります。あまり行われていない治療方法ですが、薬剤を貼付し、1~2日で歯髄(神経)を死滅させます。この状態で治療を中断してはいけません。
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