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口角炎の原因と症状について

風邪を引いたり、胃の調子がよくないときなどに、口角炎になってしまう人もいるのではないでしょうか。誰しも経験したことがあるポピュラーな病気といえます。口の両端が切れてしまい、口を開けると痛む…そんな口角炎の原因は、一体何なのでしょう?原因として考えられるのはブドウ球菌を細菌類や、カビの一種カンジダ、ウイルス、薬剤(歯科材料)などがあります。さらに、アトピー性皮膚炎やビタミンB2欠乏症、糖尿病、慢性の下痢というような原因も挙げられます。口角炎は基本的には子供から大人まで幅広い年代で発症しますが、その中でも特に小さな子供と高齢者に多く見られます。子供では男の子、高齢者では女性に発症しやすいといわれています。 

主な症状としては、口の両端にただれができたり、亀裂が入ったりして、かさぶたがついた状態になります。ただれのことを「びらん」とも呼ぶため、口角炎ではなくて「口角びらん」ともいわれます。アトピー性皮膚炎から発症した場合は、口唇炎を伴っていることがよくあります。また、口のまわり全体が乾燥してカサついた感じになります。軽い症状の場合は、痛みのせいで少し口が開けにくくなる程度ですが、炎症が進んで症状が重くなると口が開かず、しゃべることも食事をとることもままならなくなってしまうことも…。そのほか、赤い発疹、はれなどの症状が出ます。 

口唇炎をともなっている口角炎の場合は、ビタミンB2の不足が考えられます。高熱をともなった病気や、貧血症状など全身におこる病気などからおこることがあります。
口角炎の診断には、
口腔内カメラ細菌検査が基本で、検査の結果から適切な薬剤を選ぶことが重要になります。口角炎の症状をおこしてしまうような全身的な病気がないか検査することも大切です。口を閉じているときに唇から出血や鈍い痛みの症状があったりします。成人ではその多くがカンジダ菌感染によるカンジダ性口角炎になりますがブドウ球菌やヘルペスウイルスが原因でおこることもあります。

口角炎になると、唇が乾燥した感じや、熱をもった感じを訴えます。口を開くとひどく痛むので口を大きくあけることに苦痛を感じます。カンジダ性口角炎が原因とおこる口角炎としては、菌交代症や口が渇く、ドライマウスが多く認められています。 

口角炎の治療は、カンジダや細菌による口角炎では、抗真菌剤や抗生物質が含まれる軟膏を使用します。ビタミン不足であれば、ビタミン剤を使い、唇を舐める癖が原因の場合は、癖を改善するように注意します。口角炎の症状が軽い場合は、市販されている口角炎の治療軟膏などで、治すことができます。また、ビタミン不足を補うために、市販のビタミン剤を飲むことも良いでしょう。身体の抵抗力を低くする基礎疾患がある場合、口角炎を長期化させる可能性がありますので、注意が必要です。 息をするだけでも口を使いますし。余談ですが、口が普段開いている人というのは鼻より口で息を吸っている頻度が高いからだそうです。それくらい重要で毎日使う口ですから、口を動かすと、引き裂くような痛みが生じるので開口障害が起きます。つまり、口を開けたくないという守りに入る症状が起きる事になります。裂けて、ただれて、まで行くとやっぱり守りに入ってしまいますよね。挙句の果てには出血の可能性もあるそうです。


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