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舌を常時出し入れ方

  慢性関節リウマチや頸椎障害の患者さんだけでなく高齢者にも首の動きが悪い人がいます。首の動きが悪いだけでは、さほど歯磨きに支障はありませんが、慢性関節リウマチ患者や高齢者では首だけでなく身体の他の部位も動きが悪いことが通例です。手鏡を使って口腔内を見ながら。歯ブラシを動かします。

 手の動きが悪い場合は、リーチャーなどの補助具を利用します。介助する場合は前面からのぞき込む様にするか、背部から抱くような形で鏡を見ながら磨きます。患者さんをリラックスさせて、口唇や頬を指でやさしく引いて歯ブラシの動かす場所を作って磨きます。最も困難なのはうがいです。水を口に含むのはストローを使えばよいのですが、吐き出すときはどうしてもエプロンが必要になります。水は少な目に含み、誤嚥に注意します。口の周囲の汚れはティッシュペーパーやタオルなどで拭く必要があります。

 

 口をもぐもぐさせ、舌を捻転させたり突き出したりするなどの反復性で常同的な不髄意運動を「オーラルディスキネジア」といいます。原因別の分類として抗パ-キンソン薬(l-dopa)の投与により起こる薬物性デイスキネジア、向精神薬の長期投与により起こる遅発生ディスキネジアと、高齢者にみられる原因不明の特発性ディスキネジアなどに分けられます。

 

 注意点としては、舌の突出運動で義歯や歯の尖った部分に接触することにより、舌に傷を創り易いことと、舌ばかりでなぐ顎全体の運助のため、義歯による口腔粘膜の濃瘍を生じ易いことです。そこで、舌の動きこ逆らわずに力を入れずに口腔ケアを行うことと、ディスキネジアが顕著で顎まで動く時は、一時的に義歯をはずしてあげることも必要です。しかし義歯をはずしたままにし遇ぎると、不随意運動により顎関節脱臼を生じてしまうこともあるので注意して下さい。     


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