むし歯菌の数を抑制するには、まず、むし歯菌の数を判定するためにはカリエスリスク検査を受けることでむし歯菌の数を知る必要があります。できればご本人以外にもご両親やご家族など一緒に検査を受けられることをお勧めしています。
ここでむし歯菌の数は少ないに越したことはないのですが、数よりもレンサ球菌の中にむし歯菌であるミュータンス属の菌がどれだけいるかという割合が重視されています。その割合が高い人ほどむし歯になるリスクは高くなります。もし割合が高い人がいる場合には3DSやヒールオゾンによる除菌外来が有効です。
3DSは口の中全体に作用してむし歯菌単独を除菌していく方法で1度行うと、むし歯に悩むリスクが激減します。またヒールオゾンはすでにむし歯になった状態の歯に一作用して、その部分を除菌して健全状態に戻してしまう画期的な治療法です。
むし歯ができてしまった方の場合、う蝕初期治療や生活習慣の改善をはじめに行うのですが、更に予防効果を高めるために細菌の数自体を減らしてしまうアプローチを現在はオススメしています。
3DSとは、安全かつ確実に抗菌剤やフッ素等を歯面に塗布する除菌法です。この方法により、むし歯を効果的に予防する事が出来ます。3DSは、Dental Drug Delivery System (デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称です。むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌を直接除菌する、根本的なむし歯予防法です。2002年に国立感染症研究所(武内博朗ら)が発表した技術で、従来にはなかった新しいプラークコントロール法です。
原理的には、ミュータンス菌が歯面にしか定着できず、他の口腔細菌の多くは歯面にも口腔粘膜にも定着できるという、いわばむし歯菌の持つ弱点を利用した除菌法です(抗生物質を使ったりすると全部のレンサ球菌が死んでしまうのですが、新たに出来てくる口腔内の細菌叢は、投薬前とほとんど同じになってしまいます)。歯面だけに薬剤を作用させれば、むし歯の原因菌を集中的に除去できるというわけです。
まずは唾液をとって、ミュータンス菌の数や比率を調べます。当歯科医院ではBML社の歯科キットを用いて検査結果を「レーダーチャート」でお知らせしています。ここでミュータンス菌の割合や数に問題がある方にのみ除菌を行うことをお勧めしています。
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