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摂食・嚥下障害

 摂食・嚥下障害という疾患(病気)はありません。何か原因となる疾患があって出現する「症状」の一つです。摂食・嚥下機能とは食物を認識し、→口腔内へ取り込み→噛み砕いたり、すりつぶし、→舌で飲み込みやすいかたちに整え→咽頭・食道へと送り込み→食道から胃へ送るという一連の過程を営むことです。この過程のどこかが障害されると摂食・嚥下障害となるのです。

摂食・嚥下障害は単一の原因で起こるものばかりではなく、複数の原因が絡んで起こることも少なくありません。「おいしい」という言葉は、幼児が比較的早く覚える言葉です。大好きなお父さんやお母さんから、おいしいものを口元に与えられ、口いっぱいで味を感じ、その口で感動を言葉に変えて伝える。

 

おそらく、そんな自然な流れから出る言葉なのでしょう。そして、天寿を全うする時には、家族やお世話になった人たちに感謝の「ありがとう」を伝えられる口でありたいと思います。口は食事をする時に、または会話をする時に、そして息をする時に、はたまた家族や恋人と愛を交わす時にも活躍します。

 

口は、生きるためのそしてしあわせのための器官ともいえるのです。本来、食べることは人にとって最も楽しいことでありながら、残念ながら、その一口が命がけであったり、食べることだけで精一杯だったりといった場面もあります。

 

生きるためのそしてしあわせのための器官である「くち」を守るために、口腔リハビリテーション多摩クリニックを開設しました。本クリニックが、地域の医療、介護、福祉関係者のみなさまと連携をもとにした、くちのリハビリテーションの拠点となればと願っています。

 

食べる動きは唇を使って食物の量や性質を感じ取りながら口を閉じて取り込み、舌と上あごを使って食物の性質を感じてその固さに応じて舌と下あごを動かします。お子様は 口を閉じながら取り込んでいますか。舌でつぶしていますか。どんな固さのものでも丸飲みしていますか。指で簡単につぶれる程度の固さの食物を唇をふさぎながら取り込んで、舌と上あごを使ってつぶす動きを繰り返し練習し、食物の性状(固さ、軟らかさ)を感じ取ることをまず身につけましょう。

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