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不可逆性歯髄炎

 虫歯が進行し歯髄にまで達すると、歯髄炎となります。歯髄炎は、炎症が元の正常な状態に回復する場合は歯髄を除去する必要はありませんが、炎症が正常な状態に回復しない場合は、根管治療をする必要があり、抜髄と呼ばれます。症状は、冷たいものや温かいものがしみる、じっとしていても鈍い痛みを感じることがあるなどです。

ウ蝕により歯の神経に炎症が及んだ場合、歯髄を除去し、根管の拡大、根管充填といった根管処置が必要となります。歯髄充血を放置すると、歯髄の一部、とくに髄角付近に浸出性炎症を引き起こします。この場合には、象牙芽細胞の変化、血管の拡張、浮腫、多形核白血球やリンパ球などが象牙芽細胞層の周囲にみられます。 

 

炎症期間は短く、間もなく消失するか、全部性炎又は慢性炎に移行します。自発痛は牽引性、かつ間欠的で持続時間は、ほぼ一時間以内です。誘発痛は歯髄充血より強く、一般に冷刺激及び甘味、酸味などの化学的刺激による誘発痛のほかに、ウ窩に食片などが圧入される機械的刺激で発痛します。持続痛は歯髄充血より長く、三十秒から一分以上続きます。

 

限局していた漿液性炎が、歯冠部歯髄の大部分から根部歯髄に拡延するにつれて、根部歯髄に充血ならびに円形細胞の浸潤をみるに至り、やがて循環障害を生じ歯髄死となります。

 

自発痛は強く、牽引性、放散性で、持続時間は数時間から一日に及びます。痛みの定位は悪く、隣在歯や耳介、側頭部などに関連痛をみることがあります。温度診では、冷刺激で痛みを生じ、熱刺激でもしばしば疼痛をみます。また咬合痛を伴うこともあります。

 

そのように推定される時には矯正用のバンドという器具をはめてみます。これは歯に金属の鉢巻をするようなもので、噛む力が加わった時に歯がひずむのを防ぐ働きをします。これをつけたときにそれまでのような噛んだ時の痛みがなくなれば、亀裂が原因で痛みが発生していたものの、たがをはめるような形のかぶせ物で修復すれば、症状がなくなると考えられます。バンドをつけても痛みがとれない時は、亀裂から細菌が侵入して歯髄炎になってしまっていると考えて、抜髄となります

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