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妊娠時の歯周病

 女性は、妊娠すると、ホルモンバランスの関係で、歯や歯茎の調子が悪くなる場合があります。専門用語では、これを妊娠性歯肉炎と言います。妊娠性歯肉炎は、歯茎の腫れと歯茎からの出血が主な症状ですが、妊娠時(妊婦)の歯周病を、ただ歯茎が腫れて出血するだけで、出産するまでの我慢と思ってはいけません。

 

というのも、妊娠時(妊婦)の歯周病は、早産や未熟児の原因にもなりえるからなのです。ところが、妊娠性歯肉炎の治療をしようと思っても、今までは、妊娠時(妊婦)には、レントゲンや麻酔、薬など様々な治療の制約があり、歯周病の治療といっても、歯科医院でのお掃除や、歯磨きを頑張る程度しか出来ませんでした。

 

しかし、最近開発された次亜塩素酸電解水パーフェクトペリオという機能水は、体への影響がほとんど無い状態で、お口の中の虫歯菌や歯槽膿漏、歯周病菌を毎日10秒間うがいすることにより、ほぼ完全に溶菌する効果があり、妊娠時(妊婦)の歯周病治療 への応用が、注目されています。

 

前記したように、妊娠時(妊婦)の歯周病は、胎児にも悪い影響があります。でも、母親の歯周病と胎児には、どんな相関関係があるのでしょうか?少し難しい話になりますが、歯周病菌の一つであるポルフィロモナス.ジンジバリスという歯周病菌の持つ毒素が子宮内に移行して、免疫細胞が過剰反応を起こすと、その中のプロスタグランジンE2というホルモンが胎児の方に流入し、それが陣痛促進剤の役目を果たして早産や未熟児の原因を作ってしまうということが、近年、大学の研究で確認されたのです。

 

パーフェクトペリオを使った妊娠時(妊婦)の歯周病治療は、 口の中の虫歯菌や歯槽膿漏、歯周病菌を、高濃度のパーフェクトペリオで完全除菌することを基本に行います。まず最初に、お口の中に居る様々な歯周病菌を、顕微鏡検査で確認し、 高濃度のパーフェクトペリオによって、お口の中の歯周病菌を完全に溶菌します。

 

この段階では、除菌前に歯石を取ると、血液の中に歯周病菌を送り込んでしまう可能性があるため、歯石はあまり取らずに、歯周病菌の完全な溶菌のみを行います。この時点で、歯石などがあまりなく、歯茎の腫れのみの軽度の妊娠性歯肉炎の方は、これで治療が終了し、ペーフェクトペリオホームケアに移行します。

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