皮膚・粘膜疾患であり、口の中だけに見られることもよくあります。扁平苔癬は人口の約2%、全ての年齢層にみられますが、50歳以上の女性に最も共通するといわれます。四肢関節の屈側、体幹、外陰部などに、淡紅色ないし紫紅色のぶどう酒様の色調で、帽針頭大からエンドウ大までの多角形状扁平隆起性の皮疹が、散在性ないし集簇性に存在する皮膚疾患。ときに帯状に配列したり、融合した局面を形成することもある。
通常はかゆみを伴う。20歳前後に好発し、女性にやや多い。また粘膜、とくに口腔内にも出現し、その場合は浸潤性の白斑として認められる。病因は諸説あって不定であるが、最近は薬剤、たとえば降圧剤、脳代謝促進剤、カラーフィルム現像液などによるものが多い。
臨床的には、線状扁平苔癬、いぼ状扁平苔癬、鈍性扁平苔癬、水疱性扁平苔癬、急性扁平苔癬、色素性扁平苔癬などの特殊型を区別する場合もある。組織学的に特徴のある所見を有し、確定診断は皮膚生検による。治療は、ステロイド系外用剤によく反応することが多い。治癒後に色素沈着または色素脱失を残すこともある。
扁平苔癬の原因は、完全には解かっていませんが、遺伝や免疫と関連しているようです。皮膚や粘膜の表層内にある抗原に対して、自身の体が反応していることが解かっています。“扁平苔癬は、白血球により口腔内の皮膚細胞が攻撃されるタイプの自己免疫疾患である”と考える専門家もいますが、更なる研究が必要とされています。
網様型では、専門医による定期検診以外に、ほとんど治療の必要はありません。びらん型や潰瘍型は通常、局所用ステロイド剤によりコントロールできます。服用ステロイド剤や他の薬が処方される場合もあります。
口腔扁平苔癬はコントロールできますが、完全に除去するのは困難です。治療のゴールは、厄介なびらん型・潰瘍型の病変を網様紅斑型におさえることです。口腔扁平苔癬のある患者では、多くの場合、そのコントロールのために何らかの維持療法が必要です。口腔扁平苔癬は完治困難なゆえ、再発もあり、追加治療を要することがあります。バランスの良い食事や運動、ストレス軽減といった、健康的なライフスタイルを実行することも効果的でしょう。バランスの良い食事や運動、ストレス軽減といった、健康的なライフスタイルを実行することも効果的でしょう。
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