歯を失って年月が経過するとその部分の顎の骨が徐々に溶けてなくなるため、インプラントを植立するための骨の幅や高さが不足するようになります。何でも不自由なくしっかりと噛めるようになるためには、インプラントと骨がしっかりと結合していることが必要であり、そのためには十分な骨の幅や高さが必要になります。この不足に対する解決策が骨造成術であり、足りない部分に骨を移植するなどして骨を大きくします。
骨造成・骨移植は、顎の骨の厚みや高さが十分でなく、インプラント治療が困難な場合に行う治療です。すべては、これから埋め込むインプラントを末永く使い続けるため。インプラントが脱落しないよう、土台となる顎の骨の状態をしっかりと整えておく必要があるのです。特に日本人は、欧米人と比較すると骨も歯茎も薄いため、前歯のインプラント治療を行う場合にはほとんどのケースで骨造成・骨移植が必要になります。
インプラント植立に際して、骨の大きさが最小でも幅が5~6ミリ、高さ8ミリ程が必要になりますが、水平的、垂直的に「歯槽骨の量が十分でなく」インプラントが骨の中に入りきらない場合、GBRや骨移植、サイナスリフトなどの手術よって、「既存の骨の上や周囲に新しい骨を増やす(作る)」ことです。このことによって、インプラントが骨の中に固定が出来るようになります。
上顎の奥歯にインプラントを埋入する手術を行う場合を例に挙げて説明します。この部分の上方には上顎洞という空洞があり、インプラントを埋入するために必要な骨の高さが不足しがちです。また、骨の幅が不足することもあります。
骨の高さが不足している場合に、骨の高さを上方に増大させる方法です。上顎洞の側面の骨に穴を開けて上顎洞底粘膜を持ち上げ、その部分に骨や人工骨を填入します。これにより、上顎臼歯部の骨の高さが増し、十分な長さのインプラントを埋入することが可能となります。インプラントの埋入に先立って行う場合と同時に行う場合があります。
インプラントが充分に長く機能するための大きな条件の一つとして、インプラントを埋入する場所の骨の量に十分な幅と高さが必要です。しかしCT診査の結果、骨の状態がインプラント埋入に適さない場合には骨造成法の手術を行う必要があります。
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