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ベーチェット病

 ベーチェット病とは、口腔粘膜に繰り返し起きるアフタ性口内炎、にきびのような皮疹、外陰部の潰瘍、眼痛や充血など眼の疾患、関節炎、腹痛や下痢など消火器病変などの症状が現れます。潰瘍や発疹は炎症性のもので痛みをともないます。また、目の炎症の網膜ブドウ膜炎型は視力低下だけでなく、失明に至る危険性もあります。

 

主症状は口腔内アフタ、皮膚症状、眼症状、外陰部潰瘍の四症状のことを言います。口腔内アフタとは、口の中の粘膜にできる痛みを伴う潰瘍のことです。アフタと言われて解らない方でも口内炎はよくできると自覚していられる方が多いと思います。皮膚症状はいくつかのものがありまず。主に足にできる結節性紅斑とよばれる痛みを伴う赤い皮下結節血管に沿って赤く腫れて痛みも伴う血栓性静脈炎、いわゆるニキビのような毛膿炎様皮疹がその症状です。

 

また、血液検査などを行った時に針をさしたところが化膿して腫れたり、かみそりまけをしやすいといった、皮膚が刺激に弱いという症状もみられます。眼症状は眼の中の「ぶどう膜」というところに炎症がおこるため、ぶどう膜炎と呼ばれています。日本人のぶどう膜炎の多くはベーチェット病です。

 

症状は程度によって色々ですが多くの場合突然の視力低下、眼痛を自覚します。ひどい場合一ヵ月に一回、このような炎症が起こり眼の発作と呼ばれています。外陰部潰瘍は口の中と同じような痛みを伴う潰瘍です。

 

これらの色々な症状は同時に起こるわけではありません。またベーチェット病の方にこれらすべての症状が起こるわけでもありません。いくつかの症状が現れたり、消えたりするのが、ベーチェット病の特徴でもあります。典型的な方では、若い時から口内炎があり、その後あるときから結節性紅斑ができるようになり、眼の具合が悪くなり眼科を受診したところぶどう膜炎と言われたという経過をたどります。

 

ただ、大事なことは、この症状があるからベーチェット病、あるいは血液検査である値が陽性だからベーチェット病というような決め手になる症状、検査所見がないことです。

 

ベーチェット病の発症原因は分かっていません。白血球の特定のタイプの人に多く発症していることから、遺伝的素因に何らかの環境因子が関係することで発症すると考えられています。ベーチェット病は膠原病類縁疾患の一つとされています。

 

ベーチェット病の症状が現れている部位、重症度に応じて治療法は異なります。副腎皮質ステロイド薬、痛風治療薬のコルヒチンなどを用いた薬物療法が行われる場合もあり、症状が進行し重症化した症例では免疫抑制薬が使用されることもあります。

 

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