口を刺激することは脳を刺激する近道であるといわれています。歯の健康状態と寿命との因果関係も指摘されており、歯が残っていて噛み合わせのよい人は長生きする傾向にあるというものです。人間の脳が受ける刺激のうち約40%は口が関係しているといわれます。よく噛んで味わい、口の筋肉を動かし、歯や歯ぐきを刺激することで脳に刺激がつたわります。
年齢とともに口の反射機能は低下してきます。反射機能とは食べ物を飲み込んだり、気管に入った異物を吐き出すなどの正常な働きのことです。高齢者の最大の死因である老人性肺炎はこのような反射機能が低下して、口の中の細菌がそのまま気管に入りことにより起こります。
歯のケアと肺炎のつながりを調査した結果、食後に10分の歯磨きをつづけた高齢者は、約40%も肺炎発生率が減少し、さらに痴呆症状にも効果があったのです。歯磨きは特別なことではなく、日常生活の一部となっている行為であるので続けやすく、さらに歯磨きは激しい運動に比べて小さな労力でより効果的に脳を活性化できます。すぐに始められる手軽な健康法ですので毎日朝昼晩続けていただきたいものです。
食道と気道の境目にある蓋(喉頭蓋)が食べ物や水分が通る時にはきちんと気道側の蓋をして食道側に食べ物を回す働きをしているが、肺炎にかかり易い人は、その喉頭蓋が閉まるタイミングが遅れて細菌などが気管側に流れ込んでしまうとのことであった。
その予防法が歯磨きで歯肉も一緒に磨くことが有効とのことだった。それは歯肉を磨いて刺激を与えることによって脳に刺激が伝えられ喉頭蓋をすばやく閉めることができるようになるとのことである。歯および歯肉の掃除は口内のばい菌も取り除くことになり、肺炎予防になるとのことだった。脳に刺激を与えるとのことなら、ボケ防止にも有効ではなかろうかと思った。
誤嚥性肺炎予防の2大ポイントは、「口腔の清掃」と「機能回復」です。歯磨きなどにより口の中を清潔にし、細菌を減らします。そして、食べたり飲み込んだりする摂食・嚥下機能を回復させることも大切です。口腔の細菌除去と機能回復がケアの両輪となり、誤嚥性肺炎を予防します。
歯磨きは虫歯や歯槽膿漏の予防のために行っていた人が殆どだと思うが、肺炎予防や認知症予防にも効果があることが推察され、1日1回と言わず1日に2~3回磨くようにしたらかなり健康にいいのではないかと思った。子供はほぼ100%細菌を持っているが肺炎には罹りずらい。それは喉頭蓋が閉まるのが素早いからである。老年になるにつれて蓋が閉まるのが遅くなる。
中年、高年、老年の皆様、歯肉を磨いて病気に罹らない丈夫な頭と体を作ろうではないか!なお歯肉は柔らかい歯ブラシで磨くのがよく、時間は、歯と歯肉合せて4~5分磨くのがよいとのことだが、くれぐれもあまり荒く磨いてはならないとのことである。
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