歯医者に行くことが苦手な人は多い。しかし、現在開催されている歯科医学の歴史展覧会で、昔の歯科治療の様子を目の当たりにすると、本当の恐怖とは何なのかを実感することができるだろう。
近代歯科治療の歴史は、1700年代にフランスのピエール・フォシャールによって始められたといわれています。1840年代にはアメリカのウイリアム・T・G・モートンによって麻酔を使った歯科治療がはじめておこなわれています。その当時の診療姿勢は患者さんが椅子に腰をかけ、歯科医は立った状態で治療をしていました。
このスタイルでの治療は、30年前くらいまで世界中で行われていました。1960年代になって"水平診療"というものが推奨されるようになりました。これは患者さんが横になり、歯科医は椅子に腰をかけて診療するスタイルです。このような診療スタイルへの変遷が必要になった背景には、当時急速に進んだ歯科治療の技術革新があります。
それはまず第一に、高速で歯を削る切削機械が現れたことであり、第二には安全な局所麻酔薬が使用されるようになったことです。局所麻酔は今でも患者さんにとって最も嫌われる治療の一つですが、一度の麻酔でその周辺の数本の歯を同時に治療することができます。
歯は、乳歯から「3本目の歯 ( 親知らず )」まで生涯付き合っていくものだ。毎日、食事をしたり、話したり、微笑んだりする時の道具として、時にはラインストーンを付けてアクセサリーとして歯を使っている。歯の手入れは幼い時から始める。
今日、歯科衛生法が定着しているとはいえ、いつの時代も最も頻繁に起こる疾患はやはり虫歯だ。歯医者へ行くことにはみんな慣れているが、歯を削るドリルの音を聞くと、ほとんどの人が少なからず不快な気分を味わい、不安を抱く。
「痛くないように抜歯してくれるんですか」と治療を受ける前に患者が質問すると、歯科医は「大抵は痛くないですよ。以前、一度だけ抜歯の際に手首の関節を脱臼しましたけれど」と答える。こういった古臭いが今でも通用するジョークは、患者の歯科医に対する不安を表している。
患者さんの立場からすればその都度何回もいやな麻酔をされるより、一度の麻酔で何本もの歯を治療してもらう方がよいということは明らかです。そのために一人ひとりの治療時間が長くなり、診療時間の予約制診療が必要になり、次第に一般的になっていきました。
一回の診療時間も長くなったということで、患者さんは横になり、歯科医は椅子に腰をかけて診療をすることが一般化しました。このような診療スタイルはさまざまな必然性の結果として生まれてきたのですが、いくつかの問題点も生みだしました。
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