カルシウムが足りなくなると怖い病気は、骨粗しょう症くらいなのかなあ。そういえば、前におばあちゃんは他の病気の事もおはなししてたよね。
「骨と関節の日」に行われたイベントでは、まず、生活習慣病の診療にあたっている島根大学医学部教授の杉本利嗣先生から、生活習慣病と骨粗しょう症との関係についてお話がありました。糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)という三大生活習慣病が動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞などで死亡するリスクを高めることはよく言われていますが、なんと骨粗しょう症も、同じくらいリスクが高いというのです。
骨粗しょう症の人は、体内のカルシウム不足を補おうとして、骨の中のカルシウムを血液中へ出すため、骨はスカスカになる一方で、血管の中にカルシウムが溜まり、動脈硬化を起こしてしまうのだそうです。
骨粗鬆症とは、血液中のカルシウムイオン不足を補おうと、長期にわたって骨から血液中へとカルシウムが溶け出すため、骨が軽石のようにスカスカの状態になってしまう病気です。骨粗鬆症は体の痛みだけでなく、骨の変形をきたし、衰弱の一途をたどります。
特に更年期の女性にとっては大きな問題です。女性ホルモンは副甲状腺ホルモンに対抗して、カルシウムが骨から出て行きすぎるのを防ぐほか、カルシウムの骨への蓄積を促進したり、尿として対外へ出ているのを減らす働きがあるのです。したがって閉経すると、女性ホルモンの分泌が急に低下するわけですから、骨から必要以上にカルシウムを溶かしてしまうのです。
また、生活習慣病と骨粗しょう症を合併している人も多く見られます。最近の研究では、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などは骨折リスクを高めると言われており、また骨粗しょう症によって骨折して動けなくなれば、生活習慣病を悪化させてしまうという悪循環が起きています。
ほかの病気と骨粗しょう症がここまで密接に関係しているとは知りませんでした。骨のためにも生活習慣病の予防が大切であり、生活習慣病予防のためにも骨折を防ぐ必要があるのですね。骨粗しょう症による骨折は、アレンドロネートという薬などで効果的に予防できることも紹介されました。骨折してしまわないうちに検査を受けて、治療を始めることが大切です。
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