ishinerデンタル 歯科用品・技工材料・機械通販サイトです

メール:jp.ishinerdental@hotmail.com 電話番号:86-023-62535604
親知らずの豆知識

 

 

 親知らずは英語でwisdom toothと言います。wisdomは賢さ、知恵という意味です。つまり物事の分別がつく年齢に生えてくる歯というのが名前の由来です。これを日本語にしたのが智歯または知歯ということです。

 

 「親知らず」とは、前から数えて8番目の歯です。親知らずは20歳前後で生えてくる歯のため、平均寿命が40歳前後だった昔の人たちは、自分の子供の親知らずが生えてくる前に亡くなってしまってこの歯を見ることが出来ない、というのが親知らずの名前の由来だと言われています。親知らずは生えてくる場合と生えてこない場合があるのですが、この歯は場合によっては抜歯してしまった方が良いことがあります。

 

 親知らずは、生えない人もいますし、4本とも生える人もいれば、1本しか生えない人もいて様々です。4本とも生える人は日本人だと35%ほどと言われています。そして、一番の問題は正常に生える例が稀だということ。生えてこない場合というのは、顎の骨の中にある、または歯茎の中に収まっている(埋没)状態のことで埋伏歯といいます。ほとんどの場合、歯茎から頭だけ少しでていたり、斜めに生えます。

 

 親知らずの生え方によっては歯磨きをきちんとすることが不可能な場合があり、そのような場合には将来的に虫歯や歯周病になってしまう可能性が非常に高く、最悪の場合は手前の健康な歯(7番)を巻き添えにしてしまうため、早めに抜歯しておくことが推奨されます。また、親知らずが虫歯になってしまった場合、一番奥の歯なので治療器具が届きにくく、その後のメンテナンスも難しいので、治療をしたとしても高確率で再発します。そのため、親知らずが虫歯になったら治療をせずに抜歯をするというケースも多くあります。

 

 親知らずが痛くなることは、一般的には炎症であるため口腔内を清潔にし、歯科医院で洗浄し抗生物質を服用すれば、数日から1週間ぐらいで症状は改善します。しかし症状が改善しても、治ったわけではありません。再度腫れたり引いたりを繰り返していると、手前の歯に虫歯をつくったり、根を吸収したりして悪影響を及ぼします。また歯槽骨に慢性炎症を引き起こし、骨髄炎症状を引き起こします。また風邪症状など体の抵抗力がないときや糖尿病のコントロールがなされていないときなどは、炎症が拡大します。したがって智歯周囲炎の根本的な治療法は抜歯をすることです。

 

 

 

 

次のページ:歯並びと発音について
前のページ:白い差し歯

より多くの歯科用品をお探しならjp.ishinerdental.com