歯医者の仕事は、虫歯治療、歯周病治療、入れ歯治療、矯正治療等です。患者さんに治療する同時に自分の身体が不具合症状もあります。
先週、知り合いの歯科医師に口腔を診断したとき、「腰痛が痛い・・・」その歯科医師と言われました。その話はよく聞きました。歯科医のみな腰痛に苦しんでいますね・・・・・・
歯科医師の治療は通常、ストゥールに座って行われますが、歯によっては無理な中腰状態で治療しなければいけないことも多く、腰に負担がかかってしまうのです。ですから、腰痛は歯科医さんの職業病です。
業務上その姿勢がやむを得ないのであれば、次のような対策が良いと思います。
一 後屈のストレッチ
前かがみの姿勢が多いということは前屈と同じ筋肉が引っ張られていますので、休憩の合間に後屈を行なって反対の筋肉を伸ばし、筋肉の使用状態ををニュートラルに戻して緩和すると良いと思います。
二 仕事の合間に「背中と腰をほぐす」ストレッチ
お客様いない時に、緊張した背中と腰周辺の筋肉をほぐして下さい。
三 腰に負担のかからない方法で脊柱起立筋(背筋)を鍛える
一般に知られているエビ反りの背筋は、曲げ方の角度ややり方によっては、腰に大きな負担がかかり、腰痛者には、更なるに悪化の原因になりますので、下記の筋トレ方法がお勧めです。
まず、左手だけをはずして耳の横前にまっすぐ出した後、右足を床からあげて伸ばし、対角線(左手と右足)の背中の力と腹筋でしばらく体を支える、次は反対に右手だけをはずして耳横前にまっすぐ出した後、左足を床からあげて伸ばして対角線(右手と左足)の背中の力と腹筋でしばらく体を支えます。
この方法は、医学的にも腰痛の改善・防止にも役立つ事が証明されているものです。
他の腰痛予防運動があります。例えば、うつぶせ状態から体を反らす運動
まずうつ伏せになります。うつ伏せ状態のまま足と手を体に沿ってまっすぐに伸ばします。次にゆっくり両肘を立てましょう。首や肩、腰、お尻に力が入りすぎないように注意しましょう。その後、顎を引きながら胸を反らせ、両肘をゆっくり伸ばしていきましょう。
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