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虫歯と歯周病の区別

皆さん、こんにちは。https://jp.ishinerdental.com/の担当者です。

今日は虫歯と歯周病の区別について、話したいと思います。


虫歯と歯周病(歯周炎)は全く別の病気です。したがって、それぞれ別の細菌が病気を起こします。


虫歯の原因菌は、ミュータンス連鎖球菌という細菌です。この菌は、砂糖を原料にして、菌を歯の表面にくっつける働きをする糊の様な物質(不溶性グルカン)というものを作るのが特徴です。不溶性グルカンを介して歯にくっついた菌が、増殖して生活する際に、砂糖や麦芽糖を材料にして、乳酸をつくります。この乳酸が歯を溶かして(脱灰して)、できるのが虫歯です。


歯周病には歯肉炎と歯周炎があります。

歯を失う原因になる歯周炎について述べます。

歯周炎は、単一の細菌が起こすのではなく、特に関連が強い数種類の細菌が起こす病気です。

これらを歯周病関連細菌と呼びます(個々の菌の名前は省きます)。


歯周病関連細菌の特徴は、① 嫌気性菌(酸素を嫌う菌)であるため、歯周ポケットの深い部分を好みます。② グラム陰性菌(グラム染色に染まらない)であるため、細菌表面にリポ多糖体(LPS)という、炎症を起こす作用が強い物質を持っています。③浸出液中の蛋白質を栄養源とするため、炎症局所に適応しています。


これ等の菌が果たす役割は、炎症を起こす事です。細菌そのものが、歯周組織の破壊を担うのではなく、炎症の場に動員された種々の細胞が組織破壊を行うという点が重要だと思います。


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