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歯の病気には

歯の病気には、むし歯(う蝕)のほか、歯髄炎、根尖周囲膿瘍(歯根の先端周囲に限局した歯槽膿瘍)、埋伏歯、不正咬合などがあります。歯が痛んだり、欠けたり、ぐらついてきたり、折れたりしたときにはただちに治療が必要です(緊急治療が必要な口と歯のトラブル: 歯痛を参照)。むし歯は歯痛や歯を失う原因ですが、歯磨きを欠かさずに行ってプラーク(歯垢)や歯石をためないようにすれば、大部分は予防できます。

 

歯を失ったことで生じる影響は人によりさまざまですが、具体的にどの部分の歯を失ったかによっても異なってきます。歯冠だけを失った場合には歯の見える部分をなくしたことになりますが、歯根も失ってしまった場合には歯の見えない部分もなくしたことになります。歯根は歯を顎骨に固定し、歯冠をしっかりと支えている部分です。歯根がなくなると、抜けた歯の周りの骨は徐々にやせ細り、残った健康な歯が移動してきて、やがて噛めなくなる恐れもでてきます。

 

歯の神経の痛みは経験が有るかどうか分かりませんが通常の痛みと比較にならないほどひどい物です。それは歯髄が歯という硬い殻に守られているために一度炎症が起きると歯髄が充血して歯の中で内圧が上昇して神経繊維を圧迫するために加速度的に痛くなります。おまけに周囲の組織が死んでも痛みを伝達する神経繊維だけが最後まで生き残り痛みを持続します。歯髄のすでに無い歯(無髄歯)が痛む場合は歯髄の入っていた穴(根管内)に細菌が繁殖して化膿する病気ですから上記の8.番の状態からスタートします。

 

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