歯が悪くなったことを年のせいにする人がいますが、それは誤りです。確かに年齢とともに唾液の量が減り、虫歯菌に対する抵抗力は若い時に比べ低下しますが、虫歯そのものは老化が原因で起こることはありません。しかし、現実には70歳以上で義歯(歯科材料)をしていない人は少なく、漫画に描かれる老人の顔には、口元にしわがあり、歯が抜けていることで年齢を表現しています。
厚生労働省は、80歳までに20本の歯を残そうという「8020運動(ハチマルニイマルウンドウ)」を進めています。少なくとも20本の歯があれば(たとえ冠や詰め物が施されていても)、たいていのものは楽に咬むことができるでしょうし、咬むことができれば肉体的な衰えやボケもかなり予防できるのです。
自分はもう20本も残っていないよという人でも、入れ歯であっても精度の良い、きちんと咬めるものであれば自分の歯に準ずると考えてください。抜けたまま放置した歯肉、治療していない虫歯や歯周病、不完全な詰め物や冠、合っていない入れ歯というものが悪いのです。そして、年だからとあきらめてしまうのが一番悪いのです。
調査は一月に行い、県内の二〇〇四年−〇六年度の「8020達成者」百七十二人(男性九十二人、女性八十人)が回答した。歯みがきの回数は94%が一日一回以上で、「歯の付け根を磨く」(百十人)、「一日一回は時間をかけて磨く」(七十四人)など、多くがブラッシングの要点を押さえていた。
また、89%(百四十八人)が健康状態に「問題がない」としており、84%が食べ物の好き嫌いがなく、88%がバランスの取れた食事を心掛けて、90%がよくかんで食べるようにしていた。カルシウムの摂取を心掛けている人は96%に上った。
健康づくりへの意識も高く、喫煙に関しては87%が「吸わない」、12%が「やめた」と回答。過去一年間で、市町村が実施する健康診断やがん検診を73%が受診した。こうした状況を理解した厚生労働省は成人歯科保健対策検討会を設立しました。1989年に決めた目標は「8020」、つまり「80歳で20本以上の歯を残そう」ということです。超音波スケーラーは大事です。
この程度の歯が残っているれば、一生、自分の歯で食べることができます。この目標を達成するためには、小児の段階からの虫歯予防が大切なのです。私たちと一緒にがんばって予防してきましょうね!
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